自宅を快適にをコンセプトにしているmonoです!
今回はこのブログにふさわしいコーヒーメーカーのレビューとなります。
でもコーヒーメーカーの記事は久しぶりだ…。
というのもいろんなコーヒーメーカーを実際に購入して使ってこのブログでいろいろ紹介してきましたが、今のところこちらのツインバードの全自動コーヒーメーカー CM-D457Bがお気に入りで毎日使っているからです。
私は全自動コーヒーメーカーにこだわってきました。コーヒーに関しては素人なのですが、もう今は2020年です。素人かプロかということ自体ナンセンスであり、ネットショップとテクノロジーの力を借りれば自宅で美味しい味は楽しめるし、コーヒーは嗜好品なので自分が主体であり自分にとってベストなもの見つけ出す、それでいいのだ。私はとにかく楽をしてコスパが良くて最高のコーヒーを飲みたいです。
さて、今回レビューするのは…。
回転式自動ドリップコーヒーメーカー Oceanrich Plus+
この製品。私から見れば、かなりニッチな商品です。
Makuakeというクラウドファンディングサイトで開発されたコーヒーメーカーで、さらに改良されたモデルがこのPlus+バージョンです。
なぜこれを買ったのか??
そもそも私は全自動コーヒーメーカーの愛用者です。豆を自動で挽いてお湯も自動で沸かされすべての工程が自動になることを求めてきました。
ただ最近、ヒルスのリッチブレンドというコスパの良いコーヒー粉に出会い、そんなに毎日豆挽かなくてもいいかなと思うようになってきました。これ、安いけど意外にウマいんですよね。「コーヒーはヒルスで創られた」なんて超大胆なキャッチを出しているだけのことはあるし、amazonで売れ筋No.1になることもある。リピートする候補の一つとなっています。
それで豆を自動でひかなくてもいいから、ちょっと面白そうなコーヒーメーカー何かないかな~とamazonの商品を見ていてこれを見つけたんです。その当時は売れ筋No.2になっていて価格的にも4,000円台だったのでお手頃だと思って商品の特長もあまりよく見ずに購入。まあでもその順位は瞬間風速的なものでこの記事を書いている時点では15位~20位あたり。
そして購入後に気づいたのですが、このコーヒーメーカーはお湯も沸かせなかった…。
いや考えれば電池式なのでお湯を沸かせるわけがない。一部のファンや設計者からはお叱りを受けると思う。でもMakuakeなら理解あるユーザーが購入すると思うけど、amazonというメジャーな土俵に載るのとはまた違った見られ方になると思う。ごく一般人の素人としてamazonのコーヒーメーカー一覧の1商品として普通に並んでいるので当然お湯は沸かせるものと思ってしまった。
だって象印の長年人気のコーヒーメーカーは3,000円を切ってお湯が沸かせるから。
しかもOceanrich Plusのパーツの説明にも「給湯サーバー」という表現があり、もちろんお湯を注ぐ役割ということで表現としては間違ってはいないけど、一般的に給湯器と言えばお湯を沸かす機器を挿すので誤解をしてしまった。なので「※お湯は沸かせません」ぐらいの記載は欲しかった。
つまりこのOceanrich Plusは純粋にハンドドリップの操作だけを自動化したものであった…。言い切ってしまえば回転するだけです。別途お湯は沸かす必要があります。
返品しようかと思ったのですが、購入してからOceanrich Plusについていろいろ調べました。私はコーヒー好きなだけではなくコーヒーメーカー好きなので、新しいテクノロジーでコーヒー業界を盛り上げようとする姿勢には賛成だったので、食わず嫌いは良くない、返品せずに使って見ようと。
ということでニュートラルな立場にある私が実際に使って見てどうなのかを素直に書きたいと思う。
外箱
外箱はこんな感じでお洒落です。外箱なんてどうでもいいと思うかもしれませんが、このジャンルの製品はプレゼントの候補にもなり得るので外箱のデザインって大事ですよね。
スペックとしてはこの通り。カラーはブラックを選びました。汚れが目立たなくていいかなと思ったのと、オフィスで使うことになった場合目立たない色がいいかなと思ったのですが、お湯沸かせないならオフィスには持っていくつもりもありません。
箱を開けると説明書
説明書はこんな感じなのですが、私はペーパーフィルターで飲むのですがその方法の記載がなかったので少し悩みましたね。
付属品はメジャースプーンだけ
付属品としてはこのメジャースプーンだけです。これがちょっとしたアイデア商品になっていまして事務用クリップが最初から付いていてこのクリップでコーヒー豆のパッケージを閉じたり、このようにスプーンを立てかけたりできるのです。
本体一式
このようになっています。給湯サーバー、フタ、本体と台座、カートリッジ、ステンレス製のドリッパーです。
まず給湯サーバー
しつこいですがお湯の沸かせない給湯サーバーです。
これ裏側から見るとこのように円錐型の突起のようになった穴が二つついていてここからお湯が流れてドリップするという仕組みです。穴が小さいためじっくりドリップしてくれます。
フタは持つところがあって給湯サーバーにカパッと載せるだけで簡単操作。
ドリッパー
これがドリッパーです。ここにコーヒーの粉入れるの??一般的なドリッパーを想像している人にはかなり小さく感じると思います。
ドリップバッグを使う場合はこのステンレスのフィルターを外す必要があるのですが、ちょっとシブくて取り外しには気を使います。まあ使う人はどちらかなので付けたり外したりという操作はあまりないと思いますので問題ないとは思います。
本体
そもそも製品の写真と色が違うような…。ブラックのつもりがカーキに近い。まあ私はダーク系としてこちらを選びましたのでいいですが、ブラックではないと思った。
スイッチはここにある。電源ランプなどはないですけど、回転するので電源ついているかどうかは明らかなのでランプは確かに不要ですね。
電池は本体から台座を外さないと交換できないのがちょっと面倒。まあ200回ぐらいは使えるみたいなのでそれほど頻繁に電池を交換するのでもないからいいか。
電源が入るとこの白い部分が回転して上に載っている給湯サーバーが回転するというごくごくごく単純な仕組み。
完成形としてはこうなる。うえの給湯サーバーが回転してお湯がドリッパー部分に落ち、ドリッパーは下に置いたカップに抽出したコーヒーを落とす。
実際に飲んでみる
最初に断っておきたいのですが、メーカーの期待するような使い方ではありません。でも現実的には素人としてこんな感じになります。
まず、私はコーヒーメーカーにはペーパーフィルターが使えるものしか選びません。なぜかというと後処理が大変だからです。ペーパーフィルターだったらフィルターのままゴミ箱に捨てられますが、フィルターなしの場合はコーヒーの粉をそのまま排水溝に流すと詰まりの原因になるので何か他の廃棄方法を考える必要があるからです。コーヒーメーカーのメーカーはあまりそのあたりについて触れません。
このOceanRich Plus+はペーパーフィルターが使えるということもあり返品しませんでした。ペーパーフィルターはどのように設置するのかよくわかりませんでしたが、ステンレスのドリッパーの上にフィルターを付ける…でいいのかな…。
またコーヒーペーパーは別売りとあるんですよ。でもちょっと高い。
それで別売りで何も購入しなくても市販のものを使えばいいと思っていました。
しかし…。
うーむ…。こんなにドリッパーが小さいとは思っていなかったな…。ペーパーフィルターがデカすぎる。ちなみにこのフィルターは2~4杯分用。
無理やり入れてみたけどこんな感じ。うーむ、これは困った…。なのでまともにペーパーフィルターを使うのだったら素直に別売りを購入するのか、自作するかになりそうです。個人的にはここがかなりの欠点だと思います。一人用のフィルターだったらもう少しマシかもしれません。
しかも粉を入れようとするとやはりドリッパーが小さいから粉がこぼれる。
抽出中…。
せっかくなので250mlで抽出しました。
できた!でもコーヒー多過ぎ…。お湯を注ぐとその瞬間にすぐにお湯が流れていくので250mlのつもりがもっと多く入ってしまったのだと思います。
ということで味は薄かった…。
さいごに
はじめてだったのでまずコーヒーを作ること自体が失敗でした。
そしてペーパーフィルターなしで飲む人ならまだいいかもしれませんが、ペーパーフィルターを使用するという人にとっては敷居が高くなるように思います。もちろん別売りペーパーフィルターを購入するか、一人用ペーパーフィルターを試してみてもいいのかもしれませんが、私はそこまでしてこのコーヒーメーカーを使う気持ちにはなれませんでした。
結局のところ、ドリッパーが小さいことが欠点のように思いました。比較的アナログなコーヒーメーカーなので、そうであれば一般的なドリッパーでも使えるようになっていれば便利だったのに。そうすればペーパーフィルターだって一般的なものが使えた。
でも、おそらく美味しいコーヒーにするためにこの小さいドリッパーになったのではないかと思います。そして実際にはステンレスフィルターでの使用が前提なのではないかと感じました。説明書にもペーパーフィルターの使い方の記載がない。私みたいに利便性を重視していると、いろいろ制約に感じてしまったコーヒーメーカーで、個人的には全自動コーヒーメーカーのほうがいいかなと思いました。
その後、ペーパーフィルターではなく、付属のステンレスフィルターで試してみましたのでこちらの記事をご覧ください。
それでは美味しいコーヒー生活を!