自宅を快適にしているmonoです!
思ったより長引いているコロナの影響。気を緩めた頃に再び流行するので当面…少なくとも年内から2021年は外出は控えるぐらいの長期戦の覚悟が必要。基本ですが命を大切にしたい。
でも今、さらに考えておきたいことがコロナ禍の健康二次被害。
そもそもコロナの危険から命を守るために外出を控えているつもりが、かえって運動不足になり寿命を縮めることになる…。おそらくこの記事を読んでいる人はそのことにいち早く気づいて先手を打とうと考えているのではないでしょうか。
でも自宅で体を動かす必要があるとわかっていても習慣化することはとても難しいのです。習慣化できないのはさまざまな理由がありますが、習慣化するポイントは簡単・誰でも・短時間でできること。でもそれだけではなく爽快感・達成感が伴っていることでようやく習慣化できます。
そこでお勧めしたいのが…。
ウォーキングマシン
なんです。ルームウォーカーとか電動ウォーカーなどとも呼ばれます。
この手の機器で真っ先に思いつくのはランニングマシンだと思いますが、ランニングは文字通り走るので誰でもできるわけではありません。そして足に負担がかかります。また走るので階上のアパートマンション暮らしの場合、階下に響かないか心配になります。そもそもアパートやマンションは走るためには作られていません。
それに対して電動ウォーカーは歩くマシンなので、ほぼ誰でも行えます。音も静かです。しかも30分ぐらいで十分運動できますので毎日行うこともできる。自宅の運動不足解消に持ってこいなのがウォーキングマシンなのです。
そこで今回買ったのが。
アルインコのウォーキングマシン
まずアルインコは誰もが一度は聞いたことがあるメーカーだと思います。アルインコという会社自体は住宅関連などいろいろ手掛けていますが、ホームフィットネスで有名ですよね。アルインコのホームフィットネスのブランド名がALFITSです。このロゴ見たことあるかもしれません。
ウォーキングマシンは探せば多数ありますし、アルインコより安いウォーキングマシンもいくらでもあります。
でも考えておきたいのはウォーキングマシンは一般的に20kgとか30kgとか重量級の製品となります。重いので扱いがとても難しいため一度買って失敗したからといって気軽に返品はできないですし、捨てるだけでも一苦労。それでウォーキングマシンはかなり慎重に選んぶべきジャンルなのです。
それで私も相当悩みに悩んで選びました。
結果としてなぜアルインコにしたかというと、ウォーキングマシンのようなホームフィットネス機器は自分の体をそのマシンに委ねることになりますので安全面がとても大事。そして電動ウォーカーは初めてなので気づかないことがたくさんあります。速度はどの程度が適切なのか?重量は?サイズは??なので実績があり信頼できるメーカーのアルインコを選びました。
でもアルインコだけでもウォーキングマシンはいくつかありさらに悩む…。
アルインコの電動ウォーカーについて
アルインコのウォーキングマシンで2万円から3万円台のお手頃な価格で購入できるものは次の3台です。
まずAFW5014。これはアルインコの電動ウォーカーのエントリーモデルです。最小で最軽量のモデル。
次に今回レビューするAFW3415。アルインコではグレードとしては中間に位置します。
さらに上位のモデルAFW3118。
実売価格はネットショップによってはAFW3415とAFW3118は価格差がほとんどないことがあります。AFW3118のほうがスペックが良いのになぜ??と思いますよね。
それはAFW3415を積極的に選びたい理由があるからです。
なぜAFW3415がいいのか?
その理由を説明する前にこの3台を比較してみましょう。
AFW5014 | AFW3415 | AFW3118 | |
価格 | 20,000円ぐらい | 30,000円ぐらい | 38,000円ぐらい |
サイズ | 550×1,000×1,100 | 570×1,150×1,200 | 620×1,290×1,225 |
サイズ(折りたたみ時) | 550×300×1040 | 570×310×1,200 | 620×635×1,225 |
走行面サイズ | 275×780 | 300×900 | 360×1000 |
重量 | 18kg | 19.5kg | 31kg |
走行面傾斜度 | 5°(固定) | 5°(固定) | 0/1.5/3° |
速度 | 0.8~5.0km/h | 0.8~5.0km/h | 1.0~6.0km/h |
連続使用時間 | 30分 | 30分 | 30分 |
適応耐荷重 | 90kg | 90kg | 90kg |
定格消費電力 | 100W | 100W | 135W |
プログラム | 3種類 | 3種類 | 3種類 |
キャスター移動 | 可能 | 可能 | 可能 |
心拍数測定機能 | × | 〇 | 〇 |
タブレットホルダー | × | 〇 | 〇 |
ドリンクホルダー | × | × | 〇 |
ウォーキングマシンを購入する際につい比較したくなるのが傾斜角度がどれぐらい自由に決められるかとか、速度がどこまで出せるかとか、プログラムの種類なんですけど、その条件で選べば上位グレードのAFW3118になりますが、その価値観だと他社のマシンも候補になるかもしれません。
でもそこには大きな罠があります。AFW3118は機能面としては良いですが31kgはとてつもなく重く小型冷蔵庫と同じクラスです。これぐらいの重量になると、キャスター移動できるとしても気軽には運べませんし、これを持って段差を乗り越えて一人で持ち上げるなんてやりたくない。しかもサイズは一番大きい。もちろんサイズが大きいということは走行面が広いので路面を気にせず歩くには適していますが、その代償として大きくて重くなる。私の場合はそこがかなりのマイナスポイントでした。
そこで私の場合はこだわったのはコンパクト軽量でした。でもだからといって走行面が小さすぎると歩行中に走行ベルト部分から足が外れてしまって転倒などの事故にあって危険です。最小のAFW5014は走行面が275×780しかありません。これは小さすぎる。
最小のAFW5014とミドルのAFW3415の重さは1.5kgしか違わない。それでコンパクト軽量でしかも走行面が少しは広いADW3415がベストだと思いました。まあ軽量と言っても相対的な話で19.5kgはそもそも軽くはないですけどね。
では早速AFW3415をレビューしたいと思います!
AFW3415の外観
実際置いたのはこんな感じ。
ただ注意点としてこんな配置はメーカーは推奨していないのでご注意。設置スペースについては左右60cm、後ろは2mの空間を開けることになっています。ただできるだけ邪魔にならないようにこんな感じになってしまいました…。
カラーはブラック一色ではなく、ベルト巻き込み部分がブラウンに走行面の両端はブラウンメタリックも入っているのでなかなか大人っぽい雰囲気でいいと思います。
手すり(ハンドル)は低くない??
低いですね。でも操作パネルには「安全に停止するまでハンドルから手を離さないでください」って書いているんです。だったらハンドルはもっと高くしてほしいので矛盾しているとは思うのですが、ハンドルを高くするとコンパクトでははくなるのでメーカーの気持ちも十分わかる。
なのでメーカーは推奨していませんが、この歩行面サイズに慣れてきた今はハンドルを持たないで使うことになってしまいます。転倒しそうになるときにすかさずハンドルを握るという感じですね。だからこそ走行面は広くないと危険。
操作パネル
操作パネルはこんな感じです。一度でもアルインコの製品を使ったことがあれば共通の操作感です。モードで速度・距離・時間・カロリー・心拍数表示に切り替わります。心拍数はシルバー部分を両手で握れば数十秒すれば計測されます。ただ私はスマートウォッチで心拍数は24時間リアルタイムに計測していますのでこの機能は使っていません。また「上げる」「下げる」ボタンで歩行速度を0.1km/h単位でいつでも調節できるようになっています。
実際につけると最近はデジタル表示が白色に光るんですね。このあたりが新鮮で清潔感があります。あとここに記載されているP0とP1、P2、P3がプログラムです。P0は速度が一定のモードです。そして速度がプログラミングしたタイミングで自動的に変更されるモードがあり、そのパターンがP1~P3まで3種類あるということです。でもP1は速度の変化がありすぎて初めての人は危険です。なにも危険なプログラムを1番目にしなくても…と思いました。そしてプログラムを変更したい場合は、一度歩行をストップしてリセットしてからでなければ変更できないのも欠点だと思いますが、私は結局プログラムは一切使わずに体調に合わせて手動で調節しています。なので個人的にはプログラムはあってもなくてもどうでもいいかなと思っています。
そして地味に便利なのがタブレットホルダー。iPad miniを入れてみました。縦でも横でも使えます。せっかく30分も歩行するので、その30分間はタブレットでいろいろ見て時間を有効に活用したい。
タブレットホルダーはこんな感じでゴムが敷いてありますので歩行中に動いてしまうこともありません。
あと歩行中は安全キーをつけないと動作しないようになっています。安全キーは磁石になっていて紐で繋がれ先にクリップがあります。そのクリップと自分の服を接続しておいて、万が一転倒した場合に磁石が外れたことを本体が認識し緊急停止するようになっています。安全装置なのでこの仕組みでいいとは思うのですが、ある時歩行中に振っていた手と紐が絡んでこの安全キーを外してしまったことがあります。その場合突然停止したために転びそうになりました。逆に危険なのですがやむを得ないでしょうね。
走行面
さて肝心の走行面です。30cm × 90cmになります。
両端がブラウンメタリック色で塗装されて、さらに内側にブラックで塗装されたステップがあります。この両端(サイド)に最初足をのせて開始させますが、ステップが狭いため足がはみ出ます。もう少し幅広だったり足形のステップがあれば安心感があるのに…と思いましたがコンパクト優先なのでやむを得ないです。その分スタイリッシュだと思います。
でベルト幅が30cmなのでどんな感じかというと実際にスポーツシューズを置いてみました。狭すぎることはないですが、足元を少し気にしなければ使えない感じでゆったり使えるわけではありません。ギリギリですよね。なので電動ウォーカーを買う基準の一つとしてベルト幅は30cmは必要じゃないかなと思います。
縦方向はどうでしょうか。こちらは大股は難しいですが、普通に歩行するぐらいはできるという感じです。なのでこのサイズはコンパクトの電動ウォーカーの中ではベストではないかと思っています。
路面の質感は特に不満はありません。見た感じもアスファルトに似ていてなかなか良いと思います。滑ることもありません。
折りたたみ収納は?
これは驚くほど超簡単です。路面左上にある黒いツマミを回してから路面を直角になるまで手で起こして終わり。
こんなにスッキリします。左はパネルを下に倒して一番コンパクトにした状態。右側はパネルをそのままにした状態。パネルまでたたむのが面倒な場合はこの右側のスタイルにできます。ただ私は毎日使っていますのでそもそも折りたたむことはしていませんが掃除したいときなどはやはり折りたためると移動しないで済むので便利ですよね。
その他気になること
保護マットが1枚付属しているのは買ってわかりました。それでまずは付属のものを使うといいと思います。でもそんなにぶ厚いいものでもないので、私は騒音防止のためフィットネスマットをさらに1枚ひいて使っています。
メンテナンスは歩行ベルトの下に市販のシリコンオイルを半年に1回ぐらい添付する程度です。そして歩行ベルトも消耗品です。どの程度で使えなくなるのかわかりませんがメーカーに確認したところ劣化した場合、交換する費用は13,000円程度とのことでした。ベルト交換費用は少し高価ではありますが、だからといって新品を買うほどの額でもありませんし、重量物なのでできれば長く使いたいですよね。このあたりのメンテナンスもアルインコは強いと思います。
歩行速度は上限が5kmまでですが、これは少なくないのか心配でした。でも実際に使って見るとウォーキングとしては十分でした。初めて使ったときは路面の幅に慣れなかったので2kmぐらいでした。徐々に慣れてきて私が好んで使っているのは3.5km~4km程度です。3.5kmは普通に歩く感じですね。4kmぐらいにするとちょっと急ぎ足で歩いている感じです。5kmは速すぎてまだ試す気にもなれないです。そもそも走行面が小さいのでそんなに速いペースで歩く余裕はないという感じがします。
動作音は超静かというわけではありません。ベルトが動くサーッという音とモーターが回るウィンウィンという音はしますし、それが一定の音ではなく路面を踏みしめるタイミングで音質が変わります。でも迷惑になるほどではありません。30分ぐらいなら極端に夜遅くなければアパートマンション暮らしでも近所迷惑にはならないかなと思います。
運動不足解消になるか??
それはもちろん!かなり実感しています。
購入後、かなり満足していて毎日8,000歩を目指して使っています。歩数はスマートウォッチを使って計測。このウォーキングマシンを30分使ってだいたい3,000歩になりますので、ほとんど外を出歩かない場合でもこのマシンを使って2回行えばだいたい目標を達成できるようになります。歩行速度3.5km程度でも30分すれば汗が噴き出る感じになるので爽快感もかなりのものです。
以前はエアロバイク(自転車こぎ)を使っていたのですが、エアロバイクはイスに座ってこぐために下半身しか動かないのですが、このウォーキングは上半身も動かす、つまり体全体を動かすためにこれだけの爽快感が得られるんだろうなと思います。
健康になると足取りも軽いし、考え方までポジティブになります。運動不足を解消する方向になって初めて、今までどれほど運動不足だったのかよくわかりました。
今、室内でウォーキングを始める絶好の機会だと思いますよ。
それではコロナ禍で健康を目指しましょう!