首振り冷風機とここひえR2

人気の2020年ここひえR2と首振り冷風機を徹底比較!どっちがいいの?

快適なモノ探しのmonoです!

だんだん暑い…いやかなり暑いっ!なんとかしたいこの暑さ。

快適にこの暑さを乗り越えたいけど、人によって快適とは何かが違う。この記事を読んでいただいているということは、エアコンではなく扇風機でもなく冷風機を考えていることでしょう。

でも冷風機は選ぶのがとても難しいんです。一番難しいかもしれません。役立たずでゴミになる可能性もあります。そこで少しでもお役に立てればと思って何回か記事にして取り上げています。

さて。2020年のamazon冷風機で人気3位の中にランクインしているのが今回取り上げる二台。

まず有名なここひえ。2020年モデルとして風量など改善されています。

詳しくはこちらをご覧ください。中国製ですがショップジャパンという日本の企業が監修しているだけあって細かい点は配慮されているミニクーラーです。

もう一台は首振りができるミニ冷風機。タイマー設定もできるしミスト機能もある。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。冷風機というのに驚きのアレがないという確信的いや革新的な(笑)モデルだった。

それぞれ個別に書きましたが、実際に比較してみてどうなの??というのが今回のテーマです。それでは行きましょう!

本体の色合いとか、大きさとか

正面はこの記事冒頭のキャッチ画像でご覧いただいたと思いますので上から見てみます。サイズ的には若干ここひえが大きいですが、そんなに大差ありませんし、首振り冷風機は首を振るのでそのスペースも考える必要があるので互角と言えます。

カラーリングはどうでしょうか。

インテリアとして考えると左の首振り冷風機のほうがクリーム色でお洒落な感じがしますので雑貨やカフェやホテルなどでも置けますね。ここひえは若干パープル色がごくわずかに入った感じでちょっとダサいと言わざるを得ません。ただここひえのほうが冷えそうなカラーではあります。

左が首振り冷風機で右がここひえR2
左が首振り冷風機で右がここひえR2

裏側は以前の記事にも触れましたが左のここひえはフィルターが設置されていますが、右の首振り冷風機はフィルターがありません。空気がキレイなのはここひえで風力が強いのは首振り冷風機だということは想像できます。また電源の接続位置に注目してください。ここひえは上部にあるので安全ですが、首振り冷風機は下にあるので水がこぼれたときに感電しないか心配です。

デザイン的には首振り冷風機のほうがいいのですが、実際に首振り冷風機の電源アダプターをコンセントに接続してから本体の背面にこの端子をつなげた際、火花が飛びました。それで必ず先に本体の背面側の端子を接続してからコンセントにつなげるという順にしないと危険ですよ。

左がここひえR2で右が首振り冷風機
左がここひえR2で右が首振り冷風機

水タンクはどちらも取り出せるタイプなので本体を水道の蛇口までもっていかなくて済むので便利。首振り冷風機は320mlしか入りませんが、ここひえR2は600mlなので約二倍で大容量です。就寝中にずっと使いたいなどの用途の場合はここひえのほうがいいですね。あと、ここひえは水量のMAXのラインが明示されているのでわかりやすいです。

左が首振り冷風機で右がここひえR2
左が首振り冷風機で右がここひえR2

ここひえR2の騒音は?

以前の記事にも書きましたが、もう一度計ってみましょう。今回は測定したアプリも変えてみました。アプリの特性も異なるかもしれませんので。

ここひえは弱で43dbぐらい。

ここひえR2 弱で43dB
ここひえR2 弱で43dB

中で46~48dBぐらい。

ここひえR2の中で48dBぐらい
ここひえR2の中で48dBぐらい

強にするとグアッと音がうるさくなって59dBぐらい。

ここひえR2は強で59dBぐらい
ここひえR2は強で59dBぐらい

首振り冷風機の騒音は?

弱で46dBぐらい。

首振り冷風機は弱で46dBぐらい
首振り冷風機は弱で46dBぐらい

中で49dBぐらい。

首振り冷風機の中で49dBぐらい
首振り冷風機の中で49dBぐらい

強で52dBぐらい。

首振り冷風機は強で52dBぐらい
首振り冷風機は強で52dBぐらい

騒音をまとめるとどっちがうるさいの?

まとめると以下の通りです。ここひえは弱で静かにすることができますが、強は使い物にならないぐらい大きな音。首振り冷風機はどの設定でも許せる大きさです。

ここひえR2 43dB 48dB 59dB
首振り冷風機 46dB 49dB 52dB

どっちが冷えるの?風量はどんな感じなの?

実は一番ここが気になりますよね??

そこで実際にこの風量計&温度計を用いて測定してみました。気温は刻々として変化しますので今回のデータだけで結論を出すことはできませんのであくまでも参考程度にしてくださいね。計測時点の気温は23.1℃でしたのでそこからどの程度下がるか確認してみましょう。

実際に計ってみた
実際に計ってみた

ここひえR2はどれほど冷たいの?風量は?

思ったより下がりましたね。19.8℃ですので3.3℃下がったことになります。弱で風速は1.3m/sです。

弱で風速1.3m/s
弱で風速1.3m/s

そして中でこのようになります。中にしても風が強くなるだけで温度がさらに下がるわけではありません。そして風速は弱とそんなに変わりませんね。

中で風速1.7m/s
中で風速1.7m/s

強だと一気に上がって風速2.6~2.8m/sぐらいです。

強で風速2.8m/sぐらい
強で風速2.8m/sぐらい

首振り冷風機はどれほど冷たいの?風量は?

温度は22.8℃です。たった0.3℃しか下がりません。つまりこれは限りなく扇風機です。しかし風量は弱でも2.7m/sありここひえR2と比べて強い。

首振り冷風機の弱は2.7m/s
首振り冷風機の弱は2.7m/s

中で風量3.2m/sです。

首振り冷風機の中で3.2m/s
首振り冷風機の中で3.2m/s

強だと3.8m/sで風力は強い。

首振り冷風機の強は3.8m/sもある
首振り冷風機の強は3.8m/sもある

ああっと!!

首振り冷風機のミストを忘れていた!

そうだ!ミスト機能を忘れていたこれをONにすると…。21℃、つまり2.1℃下がった!

ミストをONにすると21℃になる
ミストをONにすると21℃になる

ここひえR2と首振り冷風機の風量と冷え方の比較結果!

まとめると以下の通りです。ここひえR2は確かに冷風機らしい冷え方と言えますね。それに対して首振り冷風機はほとんど冷えず扇風機程度ですが、冷風機と言えるのはミストONにすると少し冷たい風になるから。それでもここひえR2ほど冷えるわけではありません。ただ風量はここひえR2の強と首振り冷風機の弱が同じぐらいですので、風量は断然首振り冷風機。

下がった温度(室温23.1℃での調査)
ここひえR2 1.3m/s 1.7m/s 2.8m/s 3.3℃ダウン
首振り冷風機 2.7m/s 3.2m/s 3.8m/s 0.3℃ダウン(ただしミストONで2.1℃ダウン)

なお、あくまでも室温23.1℃の環境でここひえR2が19.8℃になっただけであり、例えば35°の熱帯で19.8°になるわけではありませんのでご注意くださいね。そもそも冷風機はエアコンではありませんので大きな期待はしないでください。

まとめ。どっちが買いなの?

とても難しいですよね。

簡単に言えばここひえR2は冷たい風が来るけど風量は弱い。強でも首振り冷風機の弱程度だし音はうるさい。風量が弱いからごく至近距離での利用が前提。あとデザインがダサいけど設計は親切なので高齢者にはやさしい。ただフィルターを毎年交換することが推奨されているので毎年3,000円以上というメンテナンス費用がかかるので個人的にはここがかなり痛いところと思う。節約するなら毎年交換しないで済むようフィルターをこまめに乾かすことになるがそれも面倒。

首振り冷風機は風量は強いけどそれほど冷たくない。ただミストをONにすると少しは冷たくなるがそれでもここひえほどにはならない。デザインはオシャレ。でもデザイン優先なので高齢者にはボタン類などわかりにくい。フィルターがないのでメンテナンスフリー。価格もここひえR2の半額以下というコスパ感も見逃せません。

こんな感じでこの二台は構造が違うため、長所と短所がそれぞれ異なりますね。それで競合にはならずどちらも売れているのだと思います。

私個人としてはコスパ感や、フィルターのメンテナンスを考えずに気軽に使えること、そして風力が強いので首振り冷風機のほうがいいかなと思いました。

それではまたっ!