自動首振りミニクーラー

人気の首振りミニ冷風機を実際に使ってみた!アレがなくて本当に涼しいの??

快適なモノ探しのmonoです。

amazonで2020年6月に冷風機人気No.1の自動首振りミニクーラー。

このミニクーラーを開封したのですが驚きました。詳しくはこちらをご覧ください。

この記事で書いたようにこの冷風機、フィルターが無いんです!

冷風機って通常、水を湿らしたフィルターを通して気化熱によって温度を下げ、ひんやりした空気を送るという仕組みなんですけど、この冷風機はフィルターが無い…。いやいやそれはただの扇風機なのでは??という疑惑も。実際はどうなのでしょうか?

では早速使って見ましょう!

水を入れる

このミニクーラーは前面の下部が引き出し構造になっていますので引き出しを引いて水タンクを取り出します。

引き出しを開ける
引き出しを開ける

フタがあるのでそれを開けます。

フタを開ける
フタを開ける

そして水を入れてセット完了。MAXのメモリがあるのですがちょっとわかりにくいですね。

MAXの水位はわかりにくい
MAXの水位はわかりにくい

さて。

電源スイッチON!

この冷風機のいいところはタッチパネルなのでスッキリしています。それで電源スイッチも触れるだけでピッという音と共に動作が始まります。ウォーンという音です。このように電源をつけると青く光るので水位もまだわかるようになります。水が少なくなれば赤色に光るという親切設計。でも水が入っていても赤く光ることもあったので少し誤動作はあるみたい。スイッチをつけた直後は風量レベル2で始まるようになっていて記憶はされません。

この波線のアイコンをタッチするとミストが始まります。

電源スイッチON
電源スイッチON

でもミストは安定して出る感じでもなくかなり弱いです。指で当てても湿りません。個体差あるのかな??ただ私は湿度は上げたくないので、ミスト機能は使うつもりはありませんでした。でもこれぐらいだったら常時ミストONで冷たい感じを楽しんでもいいかもしれないと思いました。それでアロマディフューザーみたいな霧がモクモクでてくる機能を期待していたら全くの期待外れになりますのでご注意ください。

ミストは安定しない
ミストは安定しない

自動首振り機能

左右矢印のアイコンが自動首振り機能です。開始時は停止していますがこのアイコンをタッチすると首振りが始まります。

自動首振り
自動首振り

こんな感じで左右45°まで動きます。これは便利だと思います。冷風機ってただでさえ風量に不満が出やすいので首を振って風に動きが出ると、風が体に当たる部位が移り変わるので感覚的に涼しさはアップしますね。

左右45°まで動く
左右45°まで動く

ただこの首振りを停止してから再開すると必ず左向きから始まるんですよね。なので右方向に動いているときに一度停止してからまた再開するとまた左向きから始まるというのが少し気になりました。

音の大きさはどうなの?

スマホの騒音アプリで計ってみました。誤差はありますがご参考までに。

まず弱(レベル1)の場合、40dB程度。ここひえの弱より若干音は大きい?

弱で40dB
弱で40dB

次に中(レベル2)で43dB前後。

中で43dBぐらい
中で43dBぐらい

そして強(レベル3)で45dBぐらい。

強で45dBぐらい
強で45dBぐらい

それでここひえの場合、強になると突然音が大きくなりますが、この冷風機は弱・中・強で同じ差分だけ大きくなってくるのでより自然な感じがしましたね。強でも使えると思いました。

ここひえはスペック的にアピールしやすいような仕様になっています。つまり弱は静かにすることを第一に、強は風力の強さをアピールするために風力は強く、結果として風力のレンジが広い。でもそれだけ音も大きくなる仕様になっています。それで実際に音量の観点から扱いやすいのはこの首振りミニ冷風機のほうだと感じました。

で肝心のフィルター無しでどうなの??

一番気になる点ですよね。

これが不思議と少し涼しい感じがするのです。気のせい気の持ちようかもしれません。そもそも冷風機はそんなもんなので体感的に気休め程度というか、涼しいと思えば涼しくなる。

でも、この製品、「冷却システム」とか書いているので嘘なのか??ということで構造をもう少し見てみました。

こんな感じで水タンクの奥に電極があるんです。

電極がある
電極がある

そして水タンクに電気が流れるようになっています。

水タンクに接続端子がある
水タンクに接続端子がある

そして中央部分の四角の部分で水からミストを生成するようになっているのですが。

中央部分で水をミストに変える
中央部分で水をミストに変える

本体のをひっくり返して水タンクの上側を見るとミストが出ていく穴だけでなく、ファン側にも届くようになっている構造なんです!なので水分がファン側にも送られて水分を含んだ空気が冷たく感じる構造なのではないかと…。想像ですが。

本体の裏側
本体の裏側

水タンクの上部のフタを見ても二か所穴が空いているんです!つまりミストとファンの二つに水分を流すようになっている。

二か所穴が空いている
二か所穴が空いている

なので「冷却システム」はウソではないということになります。

さいごに。これは買いなのか??

なので微妙に水分が含まれた風が来る仕組みなので確かになんとなく少し涼しい風が来るような感じがするし、首を振るので涼しく感じさせようとするサービス精神もある。フィルターがないけど扇風機ではなく冷風機と言えるギリギリラインを狙った製品。限りなく扇風機寄りの冷風機と言うことができるでしょう。

でも少し頭を冷やして考えました。

フィルターがないのは二つメリットがあります。

一つはフィルターのお手入れがなくて楽です。ここひえの場合毎年フィルターの交換を推奨していますしフィルターは3,000円以上します。フィルターを交換しなければ衛生上はもちろん悪いですしそれだけではなく風がカビ臭くて気分が悪くなります。

二つ目は風量が強くなります。ここひえみたいなフィルターを通す冷風機はフィルターの奥にファンが回って風を送り出しますが、多くの風はフィルター自身にぶち当たって弱くなります。しかしこの冷風機はフィルターがないのでファンの風がそのまま外に出ていきます。それで風力もそこそこあるように感じました。

ファンの風がそのまま届く
ファンの風がそのまま届く

ただ温度と風力は実際に測定して比較しないとわからないですね。

そこでこの自動首振り冷風機と2020年ここひえR2の風力と涼しさを徹底比較してみましたのでこちらの記事もご覧ください。

このミニクーラーは個人的にはデザインも良いし1台手元にあってもいいかなと思いました。ただ期待し過ぎないようにしてくださいね!

それでは夏に向けて万全の体制を整えましょう!