こんにちはmonoです!
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冷風機の「ここひえ」R2 2020年モデル。
構造的には何の変哲もない冷風機ですがそれを「パーソナルクーラー」と表現していることもあり人気があります。ミニクーラーとも呼びますがエアコンではなく、単に水で湿らした布に空気を通して少しだけ冷たい風を送るファンのことです。
でもこの手のミニクーラーって例えばamazonで調べれば3,000円~4,000円で購入できるんですよね。ですのでこの「ここひえ」は2倍以上するのではっきり言って高いです。
以前、こんな記事も書きました。
それでもやっぱりこの「ここひえ」は気になるのではないのでしょうか?
そこで実際に買ってみましたのでレビューしたいと思います。
外箱
まずただの茶色のダンボールに入っていて、フタを開けると「かんたんスタートガイド」が入っていました。これ当然だと思います?他のamazonで販売しているようなミニクーラーって英語と中国と日本語という多言語で書かれていてさらに小さな文字で書かれていることが多いのですが、これは大きな文字で書いています。明らかに日本の高齢者でも使えるように配慮が伝わってきますね。
さらに開けるとこんな感じで本体が入っていました。外箱の中にさらに箱が入っていると思ったのですがむき出して本体が入っているのは少し意外でした。
入っているものはこれだけでシンプルです。説明書、電源アダプター、電源コード、ここひえ本体。
本体の袋の中にはシリカゲルがちゃんと入っていてフィルターにカビが生えないよう配慮されていました。
かんたんスタートガイド
このガイドのページ構成が考えられていて右側から読めばかんたんスタートガイドに、左から開いて読めば機能全体を網羅した説明書になっているんです。
そして裏技1としてフィルターを凍らせることや、裏技2として30cm以内の距離で涼しさを感じられると書いてあります。裏技1のフィルターを凍らせることはなるほどと思いました。よく水の代わりに氷を入れたり、凍らせたペットボトルの水をつぎ足すという方法もありますが用意するときに氷を扱うので冷たく感じるだけで温度としてはたいして効果はありません。でもフィルターを凍らせる方法は少し効果はありそうです。ただ12時間かけて凍らせるとかちょっと気が遠くなりますね。あと裏技2の30cm以内の距離というのは裏技でもなんでもなく、どのミニクーラーでも必須の条件だと思った方がいいです。
仕様は?
説明書に記載がありました。消費電力は6Wとあります。少ないので風力には不安がありますけど実際にはどうなのでしょうか。また寸法は17~18センチの立方体であることがわかるのでそこそこ大きいです。
本体の上部
本体を見てみましょう。まずは上面パネル。こんな感じで相当ダサいです。他のamazonで3,000円~4,000円で売っているミニクーラーの方が断然オシャレですね。
でもこれだとおばあちゃんでもおじいちゃんでも誰にでもわかる。あえてそうしているところもあるでしょうね。
そして2020年モデルでは取手が付きました。持ち運びがしやすいです。ただ水タンクは外れますので水を入れるだけの場合は本体の持ち運びは不要です。
そして右側を開けると水タンク。
本体の前面側
ここから冷たい風が出てきます。ただよく見るとわかるように前面の全体から風が来るわけではなく、緑のフィルターがある部分は全体の2/3~半分程度でこの緑のフィルターの部分だけから風が来ます。上はただの空洞ですので塞がれていますし、右側は水タンクが占めているのです。
風向きは左がわのツマミを上下に動かします。このツマミの動きがシブくて微妙な傾きに調整するのが難しいです。これも他のミニクーラーの方がマシだと思います。
フィルターのメンテナンスは前面パネルを開ける必要があります。前面パネルを開けるのは簡単で下のツマミを上にあげると簡単に開きます。
そうするとお待ちかねのフィルターが登場します!
内部構造
このようにフィルターが鎮座しています。先ほどの通り、上部は空洞で無駄なスペースですがフィルターを取り出す際にフィルターをこの空洞の部分に持ち上げて取り出すような構造となっています。右側の白い部分の中が水タンク。
フィルターを取り出すとこんな感じです。この手のミニクーラーってフィルターを見ると興ざめしますね。ペラペラの布か紙のようなものが入っているだけ。すっごく単純なつくりなんですよ。こんなものに8,000円も払うのか…。まあフィルターなんだからそんなもんなのですけどね。
こんな素材です。薄いフェルトみたいな生地ですね。底にある水をこのフィルターが吸い取って上まで上げるので吸水性は高いです。
ちなみにこのフィルターを交換するとなると3,000円以上します。ここひえでは1シーズンごとにフィルターを交換することを勧めています。
まあでも交換用フィルターがないミニクーラーのほうが多いので、フィルター交換できるのはここひえの一つの特長と言えます。ただミニクーラーもいろいろ進化しているので3,000円のフィルター買うぐらいだったら毎年新しいミニクーラー買い替えてもいいのでは、とも思いますね。ここひえでなければ3,000円ぐらいで買えます。
ファン
フィルターを取り出した後は後ろにファンが見えます。ファンはしっかりしているようですね。下の黒いトレーに水が溜まって緑のフィルターが水を吸い上げ、そこに後ろの黒いファンが空気を送る、という単純な構造です。
右側面
右の側面は水の残量確認用の小さな窓があります。ちょっと見難いかな。
左側面
Shop Japanのロゴが。ダサいです。
本体裏面
滑り止めのゴムが四隅についています。あと中国製です。まあこの手の製品は全て中国製ですので特に問題はありません。
背面
背面はこの通りです。黒いパネルは「ホコリとりフィルター」です。フィルターがあると風の流入が減りますので風力が弱くなりそうで心配です。他の製品だとこのフィルターがないタイプもあるのですが、これがないとゴミがそのまま入ってフィルターに付着してフィルターの寿命が短くなります。このように後ろにフィルターがあるのもここひえの一つの特長と言えるでしょう。
このフィルターは取り外して洗うことができます。
それであくまでも自己責任ですが風量に不満があればこのフィルターを取ってみるのも一つの手かもしれません。それで壊しても保証は受けられませんのでご注意ください。
電源コード
電源はこのようなものが付属しています。つまりスマホやタブレットをお持ちでしたらUSB対応の充電器を使えますし、持っていない場合でもこのACアダプターを使えば一般のコンセントからも電源供給できます。他の中国のミニクーラーの場合、ACアダプターまでは付属していないことが多いのですが、その場合自前のアダプターを使うことになり、電力量が足りずに動かないといったクレームもあります。このあたりはきめ細かいサポートが売りのShop Japanらしいところですね。年配者がスマホを持っているとは限りませんので。
電源コードはこんな感じで1.5mぐらいあります。
本体の電源コード接続部分はこんなところでわかりにくくて上部にあります。下にあるほうがスッキリするのにって思ったのですが、このようなミニクーラーは水がこぼれて水浸しになることがあるので感電しないよう安全のことを考えて上になっていると思われます。このような設計も安心ですよね。
さいごに開封してみた印象
ここひえは高いですけど、やはり手厚いサポートが売りのShop Japanらしく初心者、高齢者向けに親切な設計になっています。大きな文字で書かれた日本語マニュアル、日本語で大きな文字で書かれたわかりやすい操作パネル、交換可能なフィルター、背面のフィルター。このあたりに魅力を感じるならここひえはいいと思います。
逆に初心者、高齢者でなければamazonの3,000円から4,000円ぐらいものでも賢く選べば満足できるかなと思いますね。
次回は実際に使って見たレビューをお伝えしたいと思います。次の記事をご覧ください。
それでは暑い夏を乗り切りましょう!