デロンギ マグニフィカS 外箱

デロンギ マグニフィカS 2020年モデル開封レビュー!ECAM22112B

monoです!

なんとか手に入れることが出来た希少のブラック色のデロンギ マグニフィカS 2020年モデル 型番ECAM22112B。

苦労話はこちらをご覧ください。

前置き的な話はこの苦労話に十分書いたので、今回は早速開封してみたいと思います。

外箱

外箱のラベルからわかりますが、まずこのコーヒーメーカーは正式名称は全自動コーヒーマシンです。よくあるコーヒーメーカーとは一線を画す家電であることがハッキリわかります。このような名称は商品をわかりやすく伝えるのに一役買っていますね。

でもこのマシンの消費電力は1,450Wなんです。最初目を疑いました。節約志向の方であれば、そんなに電気使うの?と怒られそうです。1,450Wというのはかなり電気を消費する思われる部類で、例えば電子レンジとかエアコンとかIHクッキングヒーターと同じレベル。なんだか大きい買い物してしまったなぁという感じ。こっそり買うというわけにはいかない。

さらにルーマニア製で東ヨーロッパの家電を買うとは思ってもいなかった。もちろん国籍にこだわず、良い製品なら大歓迎というスタンスですし、むしろ異文化で全自動コーヒーメーカー業界を盛り上げたいですよね。とにかくこのラベルだけでも、これまで日本製の全自動コーヒーメーカーを使用していた者としてはかなり異質な感じがしました。

デロンギ マグニフィカS 外箱のラベル
デロンギ マグニフィカS 外箱のラベル

この茶箱を開けると、さらに外箱がありました。このように二重の箱に入っているのでかなり丁寧です。デロンギのコーヒーメーカーは高価ですので、これぐらい丁寧な梱包になっていると期待に応えてくれている感じはします。

外箱を開けるとさらに外箱が
外箱を開けるとさらに外箱が

わーい。デロンギ マグニフィカSだ~。なんだかワクワクするパッケージデザインですね。

デロンギ外箱全体
デロンギ外箱全体

外箱の側面にこのマシンの特長が書かれています。どれも納得の機能ですね。特に1番のトレイやカス受けが前面から簡単に引き出せるという仕様は、日本のような省スペースが求められる環境ではかなり助かります。そして9番のカフェ・ジャポーネという日本のレギュラーコーヒーに近い味を作る機能があります。私がこのマグニフィカSを購入する決め手の一つとなったのはこの機能があったからです。

特長が書かれている
特長が書かれている

外箱を開ける

発砲スチロールに本体が入っていて、さらにビニールで本体が完全に包まれて傷がつかないようになっています。このビニール袋がかなり強めに吸着していて剥がすのに意外に引っ張る力が必要でした。ミルクを泡立てるスチーム管だけはなぜかビニールでは包まれていませんでした。まあ密閉しすぎると衛生面で良くありませんので何か理由があるのだと思います。

発砲スチロールで梱包されたマグニフィカS
発砲スチロールで梱包されたマグニフィカS

付属品

付属品はこれだけあります。説明書、簡単ガイド、計量スプーン、清掃ブラシ。そしてオマケ的なアンケート。このアンケートは必ずしも入っていないかもしれませんが、もれなくコーヒー豆をもらえるようですので嬉しい。そしてオレンジ色の簡単ガイドはラミネート加工されているので本体横にでも常備しておけば濡れた手でもサッと確認できるのでとても便利。かなり気配りの利いた製品で、このあたりはデロンギジャパンの功労なのかも。

マニュアルなど一式
マニュアルなど一式

それからコーヒーマシン用の除石灰剤も入っています。水の石灰質が内部管に徐々に蓄積しますのでその除去のために使います。除石灰ランプが点滅すれば、この除石灰剤を入れてコーヒーマシンの内部管を洗浄する必要があります。

除石灰剤
除石灰剤

本体

ついに…デロンギ マグニフィカS 型式ECAM22112B登場。確かにこれはマ・シ・ンだ。エントリーモデルなのにこの風格。

デロンギ マグニフィカS ECAM22112B
デロンギ マグニフィカS ECAM22112B

さすがにイタリアの家電メーカだけあってお洒落です。全自動コーヒーマシンのエントリーモデルのマグニフィカSのロゴ。楽器でこんなロゴデザインありますよね。つまりアートの領域に入っている。

マグニフィカSのロゴ
マグニフィカSのロゴ

中央にはデロンギのロゴ。ここまで堂々とメーカーロゴを出して自信がみなぎっていますね。このブランド力に対して5万円程度は決して高くないという感じはしました。

デロンギのロゴ
デロンギのロゴ

さて、本体の上から見ていきましょう。

本体上部

奥には豆と粉を入れる半透明の黒いケース。そして手前の鏡面仕上げの天板はカップを置く部分となっています。コンパクトサイズとは言え、このコーヒーマシンは大きいですので、逆に大きいことを生かしてコーヒーカップを置けるようにして無駄なスペースがないはいいですね。

本体上部
本体上部

こんな感じでカップを置けます。ただカップを温める機能はありませんので少し残念ではあります。

カップが置ける
カップが置ける

豆ケース

この通り少し半透明のブラックなのでフタを開けなくても豆の残量がわかるようになっています。

半透明ブラックの豆ケース
半透明ブラックの豆ケース

中央部分の通気口のあるフタはこんな感じで開いてここにコーヒー粉を入れられるようになっています。つまり豆ケースのフタを開けずに、コーヒー粉の投入を行えるので、できるだけ豆が空気に触れないようになっています。よく考えられている。

パウダー投入口
パウダー投入口

豆ケースのフタを開けてみるとこんな感じです。豆は250g入ります。旧モデルは200gだったので50g多く入るようになりました。フタの周囲にはゴム製のパッキンが付いていますので密閉性は高いです。この豆を自動計量してくれるタイプは1日に何杯も飲む人はここに豆の分量を気にせずざざ~っと入れておくだけで飲めるので便利ですよね。

そして左上にはグラインダーノブがあります。このノブを回すことによって豆の挽き具合を調節することができるようになっています。1~7段階まであり、初期設定はレベル5となっています。

豆ケースのフタを開ける
豆ケースのフタを開ける

さらに親切にこの豆ケース自体にこのグラインダーノブの注意事項が入っていました。実はこのグラインダーノブの調整は必ずグラインダーが動作しているときに回さなければ故障するらしい。これは言われなければわからないことですね。普通、安全のためグラインダーが停止している間に回したくなるものです。それにしてもグラインダーが動作している間って…言いたいことがあるのですが、まあ、そのことは今度書きます。

グラインダーノブの注意事項
グラインダーノブの注意事項

中央のコントロールパネル

頻繁に使う中央のコントロールパネルを見てみましょう。左右に三つずつ黒い正方形のボタンがあります。左側は上から下の順に、電源ボタン、エスプレッソ1杯分、2杯分です。右側は上から下の順にスチームボタン、カフェジャポーネ1杯分、2杯分です。つまりこのコーヒーマシンは同時には2杯分までしか作れません。左上の温度計のランプは予熱中と内部洗浄中で点灯。左下のランプはエスプレッソ抽出中に点灯、右下のランプはカフェジャポーネ抽出中に点灯。下中央のボタンは内部洗浄、除石灰ボタン。そして中央が豆量調節つまみとなります。

この豆量調節ダイヤルの回した感触は高級感はなく、ふにゃっとして安っぽい感じはしますね。あと豆量のMINが9時方向でMAXが5時方向というなんとも中途半端な目盛りなんです。つまみの印を12時方向にしてもMINとMAXの中間値にならないのがなんとも気になる。MAXが3時方向だったらわかりやすかったのに。まあ細かいことですけどね。

中央のコントロールパネル
中央のコントロールパネル

コントロールパネル上部にディスプレイがあります。下の写真の通り、左から順に「ECO」アイコン、「カス受け」アイコン、「給水」アイコン、「警告」アイコンの4種類が点灯するだけです。デジタル表示とか文字などは一切ありませんのでこの点は上位機種とは違いますね。私としてはこれぐらいで十分というか、アイコン表示だけでシンプルなのでむしろ良いぐらいです。

マグニフィカSのディスプレイ部分
マグニフィカSのディスプレイ部分

本体下部

次は下側を見てみたいと思います。左にはスチーム管があり、ここから出るスチームを使って牛乳を泡立てカプチーノを作ることが出来ます。が、私は基本的にはミルクは使わないつもりです。そして下はカップ受けとなります。一番下にはトレイがありますので自動洗浄などでお湯が流れ出ても、トレイで受けられるようになっています。真ん中の赤いパーツは水位計でこのパーツが上がって顔を出すようになればトレイの水を捨てるサインとなります。

本体下側
本体下側

このトレー部分を引き出してみるとこんな感じです。中央部分に大きなカス入れが出てきます。抽出後のコーヒー粉は円状に固められた固形になってこのカス入れに入ります。このカス入れは分離することができ、ゴミ箱に持って行ってひっくり返すだけで手を汚さずカスをそのまま捨てることができます。

トレー部分を引き出してみる
トレー部分を引き出してみる

引き出した後、本体左下に小さな赤いパーツがありますが、これは水滴受けでトレイを取り外しているときに出る水滴を受けるようになっていて手前に引くと外れます。つまりこのパーツも洗う必要があるのです。

左下の赤いパーツは何?
左下の赤いパーツは何?

カップ受けを外してみるとこんな感じです。ここに水を受けることになります。このあたりのパーツも全て毎日水洗いする必要がありますよ。なのでだんだん気づいてきたと思いますが、結構洗うパーツが多いですよね。

カップ受けを外してみた
カップ受けを外してみた

左側面

左側はこの通り何もありません。

本体左側面は特に何もなし
本体左側面は特に何もなし

右側面

右には水タンクがあります。大容量の1.8リットルにもかかわらずとてもスリムな形状で前にスライドさせてタンクを引っ張り出せるので横に食器などが置いてあっても大丈夫です。そしてフタを開けなくても水を注ぐ口もあります。よく考えられた設計ですね。

水タンクは1.8リットルの大容量
水タンクは1.8リットルの大容量

あと両サイドの下部にこのような切り欠きがあるため、ここに両手を入れて持ち上げて運べるようになっています。でも重いですよ。本体9.5kgに水1.8リットルの満水状態だったらかなり重い。

切り欠きがあるので持ち運べる
切り欠きがあるので持ち運べる

背面

背面はこの通り主電源のボタンがあるだけです。背面という手が届きにくい位置にあることから、このマシンは基本的に主電源ONの状態で待機させて使うようですね。このあたりも日本のコーヒーメーカーとは感覚的には異なると思います。

デロンギ マグニフィカSの背面
デロンギ マグニフィカSの背面

まとめ

開封した感じとしてはさすがamazonの売れ筋No.1のデロンギの全自動コーヒーマシンだけあって、良く出来た設計です。使い勝手としては不満は少ないと思いますし、5万円という高価なコーヒーメーカーとしても納得いくクオリティーを持ち合わせています。

あえて欠点を言えば、他の日本の一般的なコーヒーメーカーと比べればやはり重い・デカい。そしてデカいということは、各パーツも大きいので洗うパーツもかさばるということです。また消費電力が1,450Wも大きい。

この欠点を許せるかどうかは味次第ですね。デロンギの味が好みであれば、このマグニフィカSはデロンギにしてはコンパクトになりますのでかなりおススメの機種になります。

実際にこのコーヒーマシンを使って作って飲んでみたレビューは次の記事をご覧ください。実際に作る過程や飲んだ時に気づいた事をいろいろ書いています。

今回開封したデロンギ全自動コーヒーマシンはこちら。

 

それではコーヒーライフを愉しみましょう!