こんにちは!!monoです。
気軽に美味しくコーヒーを飲みたい。
そこで全自動コーヒーメーカーの登場です。
でも、これだわればこだわるほど高くなります。究極の自動コーヒーメーカー デロンギの「マグニフィカ」はエントリーモデルでさえ5万弱。
もちろん機能的には買って後悔しないものなっています。しかし、高機能になればなるほど価格もサイズも大きい!
人気の全自動コーヒーメーカーパナソニック沸騰浄水コーヒーメーカーNC-A56やシロカのコーン式全自動コーヒーメーカーSC-C122。
2万円程度で極端に高くはありませんが、これもやはりドデカくてゴツイです。このタワー感!
ドデカイ上に、このパナソニックのコーヒーの抽出は、火山の噴火みたいに蒸気は立ち上るはシャワードームにお湯がぶち当たるわで、けっこう派手です。1杯分作るだけでも相当派手にやらかします。もちろんそうしたパフォーマンスがあるからこそ、買った価値あると思えるかもしれません。
こちらで実際に使って飲んでいますのでご覧ください。
でも——″気軽に美味しく飲みたい”——単純な言葉ですが、人によってはそれは″気負わないでコンパクトなコーヒーメーカーでささっと飲みたい。でも挽きたてがいい”、という要望かもしれません。そんな場合、ちょっと2万円クラスの全自動コーヒーメーカーでさえズレてくるかもしれません。
それで1万円で買える″ミル付きの”コーヒーメーカーベスト3を選んでみました。
シロカ SC-Aシリーズ
このシロカのSC-Aシリーズは前面がキラキラしたシルバーのパネルで覆われ、スクエアな形状のためシンプルでスタイリッシュ。なんだかワクワクするデザインですよね!
フィルターはステンレスフィルターを使用し、油分をそのまま抽出しコク深いコーヒーになります。紙フィルターは使えません。
ミル付きのバスケットをそのまま外して水洗い。紙フィルターは使えませんので粉をそのまま水で洗い流すと、台所の排水溝が大変になりますので、何らかの工夫が必要です。
またこのコーヒーメーカーは給水タンクが本体に埋め込まれていますので外せません。それで給水時に水で濡れても良い場所に本体を置くことになります。
SC-Aシリーズは111/121/131の3つのシリーズがあります。
スペックを比較すると…。
型番 | SC-A111 | SC-A121 | SC-A130 |
サーバー | ガラス | ガラス | ステンレス |
保温機能 | 30分 | 30分 | 30分 |
ミル | 1(1杯、2杯用)、2(3杯、4杯用) ※全て中細挽き |
1(1杯用)、2(2杯用)、3(3杯用)、4(4杯用) ※全て中細挽き |
1(1杯用)、2(2杯用)、3(3杯用)、4(4杯用) ※全て中細挽き |
蒸らし機能 | あり | あり | あり |
サイズ |
幅17.3×奥行22×高さ27cm |
同左 | 同左 |
SC-A111が一番安いですが、ミルが二段階になります。ここが悩むところです。
このミルの段階の違いは杯数分に合わせたミルの動作時間の違いになります。ですので1杯だけしか飲まないことが多い場合、SC-A111は1杯分でも2杯分用の動作モードしかなく、ミルの時間は長くかかりますが、SC-A121/131の場合、4段階で指定できるので1杯分の短い時間でミルを動作できるわけですね。
ミルの音は公式サイトの説明によると「最大85デシベル。電車の車内と同じくらいの音の大きさ」のようです。
比較的うるさいので、できるだけ短いにこしたことはありません。それで1杯分しか作らない場合は、SC-A111よりもSC-A121のほうがいいかもしれません。その分価格は上がりますが。
上位モデルのSC-A131はステンレスサーバーです。
実は同じシロカの”コーン式”全自動コーヒーメーカーにもステンレスサーバーのタイプSC-C122があり、私は使っています。
これはステンレスサーバーが真空二重構造のため内部で保温するため、コーヒーメーカーの保温機能としてはありません。それに対してこのSC-A131はステンレスサーバーであっても保温はできるようになっています。つまりSC-A131のステンレスサーバー自体には保温力はなく、どちらかというとガラスよりも取り扱いに便利ということを目的としています。
でもSC-C122のステンレスサーバーは特に冬に内部が冷たくなってしまうと温めるのが逆に手間がかかりますので、意外にこのSC-A131はいいかも、と思いました。
ですのでできればこのステンレスサーバーモデルSC-A131がベストですが、少し高くなってしまうので悩むところで、1万円以内では買えません。
コーヒーの温度は、「目安として、室温20℃・水温20℃の条件で抽出した場合に、コーヒーサーバー内の温度が約75℃になります。(※3杯以上抽出時)」とシロカの公式サイトには掲載されています。
ちなみにSTC-401/501/502は外観が同じですが旧モデルです。蒸らし機能がありませんので購入する際は型番にご注意くださいね。
アイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカー IAC-A600
シロカの全自動コーヒーメーカーの人気から、アイリスオーヤマも出してきました。これはかなり安いです。
シロカと同様シルバーを使っているところがスタイリッシュにも見えますが、大胆に赤色を取り入れていますのでシロカよりも個性的で好みが分かれるところだと思います。
フィルターはやはりメッシュフィルターですが、材質は不明。シロカはステンレスです。
ミルはこのようなプロペラ式です。シロカとは大差ないカッター形状のものがついていますね。
粗挽きと中挽きの二つのモードですので二段階です。このコーヒーメーカーも4杯分まで作れます。
フィルター部分は外せる構造ですが、シロカとの違いは給水タンクも一体型で外れますので水は入れやすいです。やはり使った後の粉の扱いをどうするか、シロカ同様、悩むところだと思います。
保温は40分まで行われます。公式サイトには「蒸らし機能」について記載がないのが気になる点です。
ビタントニオ VCD-200
最後にこれ。
デザイン的にはなかなかお洒落ではないでしょうか。
あれ?でもこれ…。内部はアイリスオーヤマと同じ?!それでおそらく機械としては同じでデザインだけ変えたのでしょう。
でも保温が30分になっていたり、サーバーはステンレスです!
メッシュフィルターもステンレスと明示されていますし、蒸らし機能もあると公式サイトには書いていますので安心。
それでアイリスオーヤマをベースにいくつか改良されたものがビタントニオになりますのでアイリスオーヤマよりも若干高いのも頷けます。
番外編
ベスト3としてあげましたが、どれも紙フィルターが使えず、フィルターの掃除が大変になる、という欠点があります。そこで1万円以内でミル付きで紙フィルターが使えるものはないのか?ということで、実はあります。
これです。
2012年発売ということでロングセラーですけど、さすがにデザインとしては古臭い。
でもこれ。ミルはボタンを押している間は豆を挽くことができるのでボタンを押す時間で豆の粒度を調節できたり、ダブル加熱の95度で抽出したりと、安いわりにかなり実用的です。1杯からなんと6杯分まで使えます。隠れたハイコスパのコーヒーメーカーです!
ただ、ミルは独立していますので、ミルを挽いてから出来上がった粉をドリッパーに移し替えなければなりません。つまり飲む前にひと手間かかりますので、メーカーでも”全自動”コーヒーメーカーとは謳っていないのです。
でも他の3機種は”全自動”とは言え、後かたずけが大変ですので、後かたずけまでトータルで考えるとこの象印が一番手間がかからないコーヒーメーカーです。”全自動”が楽とは言えないのです。
まとめ。
いかがでしょうか。各社それぞれ特徴がありますね。
「コンパクトでスタイリッシュ。1杯分から豆の挽き時間を簡単に設定したい」ならシロカのSC-C121でしょうか。SC-C111は二段階になりますのでこのシリーズのメリットはあまりないように思います。ただSC-C121は1万円を超えてしまうのが難点。
「とにかく安くてコンパクト」ならアイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカーIAC-A600。
「雑貨感覚のお洒落でステンレスサーバーなのにお手頃価格」ならビタントニオ全自動コーヒーメーカー VCD-200。
「後かたずけ簡単。ペーパーフィルターで落とせるハイコスパ。(ただし一部手動)」なら象印 コーヒーメーカー珈琲通 EC-VL60。
それで実用重視なら象印、デザイン重視ならビタントニオといった感じになりそうです。
ちなみにビタントニオの全自動コーヒーメーカーは買ってみましたので開封レビューをご覧ください。
それでは!