こんにちは!monoです!
1万円程度で買えるお手頃価格のビタントニオの全自動コーヒーメーカーVCD-200。
これまでの常識を破るアイボリー&シルバーでコーディネートした“ほっこりデザイン”。コンパクトで威圧感もありません。デザイン的には十分満足でした。
それで実際に飲んでみてこちらに書きましたが、あれ?薄い??と思いました。まあ1万円程度だからこんなものか…とがっかりしながらお蔵入りかな…(´・ω・`)と肩を落としました。
でも、その後説明書を見ていて気付いたんです。
ビタントニオ 全自動コーヒーメーカーVCD-200の説明書では…。
コーヒー1杯分で12グラム、となっていました。
もちろん、この1杯12グラムって特別な量ではありません。標準的な量なのですが、最近、私はいつもシロカのコーン式全自動コーヒーメーカーSC-C122を使っています。
このコーヒーメーカーがとても便利なことに杯数を指定するだけで豆の量は自動計量なんです。それで豆をまともに計らずにコーヒーメーカーに全部頼りっきりの生活でした。
その後、このビタントニオのコーヒーメーカーを使ったので、次のようなコーヒースプーン1杯で作ったんです。
コーヒースプーン1杯のグラムを量ってみる!
実際に計ってみると…。実は8グラムしかなかったという…。
なので、推奨量よりも35%ほど少なかったということになります。これは薄く感じるわけだ…。
それで12グラムにしてみると…かなり豆の量は違いますよね。
あと、このコーヒーメーカーは水量が階段状の目盛りになっているのでとても見にくいです。
ここの水量が少しでも多いと薄く感じますよ。味覚って敏感ですよね。それで目盛りに合わせるか少し少なめでもいいかもしれません。
これでもう一度作ってみたのです。
そうすると…。
おっと、前回と比べてかなり濃くなりました!
セブンカフェは2018年3月に豆の量を10%増量してリニューアルして胸を張っていますが、これは35%増量です(笑)そりゃあ濃くなるわけだ。
これなら、1万円程度のそれほど拘りを持たない人向けのコーヒーメーカーとしては許容範囲のように思います。
まとめ
それで薄いと思ったら、説明書を見て水と豆の推奨する量は今一度確認したほうがいいです。そして実際の豆と水の量を量ってみてください。わずかと思っても結構味の違いが出ますよ。
それから豆の保管方法も気を付けた方がいいです。全自動コーヒーメーカーを初めて使う人にとって豆の保管も慣れていないこともあるかもしれません。透明ガラスに入れたまま常温保存とか、あるいは最初に入った袋を袋どめクリップなんかで閉じてるだけだったら、一気に風味飛びますので。
豆の保管方法はこちらをご覧ください。
これらの方法で、このビタントニオVCD-200について言えば濃くはなりましたが、シロカのコーン式全自動コーヒーメーカーSC-C122と比べると味は深くはないですね。SC-C122のほうがまったりした豆の味が出ています。
でも、これぐらいの味だと人気のパナソニックNC-A56Kとそれほど大きな違いはないかもしれないと思いました。
このパナソニックNC-A56Kは2万円前後ですが、ミルがプロペラ式なので、ビタントニオVCD-200と同じ形式。
もちろんプロペラ式とは言え、パナソニックのほうは“豆が逃げにくい”洞窟状の空洞の中に縦置きされたプロペラ式ミルという、よく考えられた複雑な構造になっていますのでその分違いがありますが、ビタントニオと大きな差はないように思います。
ビタントニオVCD-200のようなコーヒーメーカーとしてアイリスオーヤマIAC-A600。
シロカSC-Aシリーズ。
これらのコーヒーメーカーはどれもミルがシンプルな2枚刃のプロペラ式ですし、筒抜けのステンレスフィルターを使ったドリップ方法もほぼ同じなので、味としてはどれも似たり寄ったりかと思います。
なので言い方を変えれば、プロペラ式ミルとして相応の味と言えるでしょう。この中では、ほっこりデザインでステンレスサーバーで温度も十分熱く蒸らし機能もあるビタントニオVCD-200はなかなか良いと思っています。
味としてワンランク上を楽しみたいなら、ミルの構造が全く違うシロカの全自動コーン式コーヒーメーカーSC-Cシリーズになると思います。
それでは。Have a coffee break!!