monoです。
いよいよこれから暑くなります。暑さ対策の準備OKですか?
お手軽なクーラーを検討しているなら、いつも「ここひえ」は気になる存在だと思います。
でもこれ、ミニ冷風機としては高価で9,000円程度もするんですよ。中国のミニ冷風機はその半額以下の3,000円前後で買えますので、それほどの価値があるの?というのが気になるところですよね。
そんな中「ここひえ」は2021年もアップデートされてついにR3になりました。
そして嬉しいことに2020年旧モデルのR2は、2021年6月時点では5,980円でショップジャパン公式サイトでもまだ購入でき、1年古いモデルであれば3,000円近く安く買えますのでいっそう手が届きやすくなったと言えるでしょう。このあたりは家電製品全般に言えるのですが、常に最新を買わずとも、常に1年前のモデルを購入するように意識すればいつも安くて良いモノが買えますね。
ここひえR2の記事はいくつかありますので購入前にご覧ください。
さて、今回は開封レビューと行きましょう!前作のR2とどこが変わったのかも見ていきたいと思います。
外箱
まず外箱ですが前作R2と代わりません。段ボールでなんともそっけないです。このあたりがもう少し他の家電メーカーのように買った感があってもいいのになと思います。1万円近くする製品ですからね。しかも説明書もかなり乱雑に折れ曲がって入っている格好。新品で買ったのですが…。
説明書からわかること
まずこの記載にもありますが、「30cm以内の距離を目安に設置します」と明記されています。購入前にはおそらくこの文面は見当たらなかったと思いますので、購入後にデメリットを強調するのもどうかという感じはします。これはR2もそうだったのでR3でも変わらず、ここひえは基本的に30cmという超至近距離での使用を想定しています。30cmがどれぐらいか実際に物差しで計ってから実生活での使用シーンを想定して購入しましょう。
運転時間の目安も記載されています。風量1で7~9時間、風量4だと3~4時間といったところです。風自体は最大12時間連続運転できますが、水がなくなるので冷たい風がでる時間になります。
説明書が折れ曲がっているのはあまり気分は良くないですが、考えてみれば説明書が大きいサイズなんですよね。中国のミニ冷風機の場合は説明書が箱のサイズに合わせてもっと小さいのですが、ここひえの説明書は大判サイズで文字が大きいんです。なので高齢者に優しい。
箱から取り出してみる
本体と電源ケーブル、説明書です。本体と電源ケーブルはビニール袋に包まれているので最低限の梱包としては合格。
電源ケーブル
電源ケーブルは本体はUSBケーブルで接続可能となっていますので、モバイルバッテリーなどからも供給可能となっていますので柔軟に使えます。この点は前作R2と変わりません。
R2から変わったのは本体と電源コードとの接続位置です。R2は本体上部でしたがR3はこの通り下部になっています。なぜ変わったのかは後で述べます。
操作パネル
操作パネルです。デザインはR2とほぼ変わりません。R2と同様、取手もあり便利です。R2を流用しているので風量調節ランプ部分がちょっと苦笑。R2では風量が1,2,3の三段階だけだったのですが、R3は1,2,3,4の4段階に改良。でもR2とデザインは同じなのでランプは3つしかなく、全点灯で4を表しているのでダサい…これは貧乏くさい。あとR3の首振りはR2には無い機能でこの点は嬉しいですね。タイマーはR2と変わりません。
前面部分
R3の前面はR2と比較するとまず下部に「ここひえ」のロゴが付き、ブランド力を上げようと意識しています。ただブランド力を向上させるためにはデザインや操作性という点においてまだまだ足りないです。
さて、R2から改良されたのが風向きが上半分と下半分で向きを変えられるところです。欠点はつまみを下にすると風向きが上になるという逆方向なので直感的な操作はできません。
水タンク
水タンク部分は変更はないようです。R2からタンク容量は600ml、取り外し可能、水量も下側と上側が見えるので特に欠点はありませんでした。これで良いと思います。
背面のフィルター
ここひえの良いところはこの通り背面に取り外し可能なフィルターがあるんです。こんなフィルターがあると実際には風力が弱くなるんですが、あえて設置することで内部のフィルターにゴミが入らないようになっています。冷風機の内部フィルターは要(かなめ)なので、このあたりは真面目な設計です。なおR2とこの部分は変更はありません。
ファン
ファンは10cm~11cm程度のものでR2と型番を比較しましたが全く変わっていませんでした。ARCTIC AIRの型番STF12025H12Sです。つまり風量が4段階になりましたがR2より風量が強くなったわけではありません。あくまでも風量調節が細分化されただけです。
内部フィルター
ここひえ自慢の内部フィルターです。ご覧の通り、フィルター1枚1枚がしっかりしていることとぎっしり詰まっている感じです。ここが中国のミニ冷風機だとスカスカで文字通り紙でできたフィルターになっていることがあります。この違いで冷却能力が変わってくるわけです。その分、ここひえの内部フィルターは3,300円もする高価なパーツ。ちなみにR2からフィルターも変わっていないようですね。
本体裏面
先程の通り、電源ケーブルが下部に移動しています。R2は本体上部についていたために水濡れ時の感電防止に役立ったのですが、R3は首振り機能がついたために本体上部についているとケーブルが移動して転倒する危険があります。それで今回は下部に移動したと思われます。この丸い台座は首を振っても固定されているためケーブルは首振りでも移動しないため安心設計です。
まとめ
2021年、ここひえがR2からR3にアップデート。しかしデザインはそのままでダサい。さらに内外フィルターは変更なし、ファンも変更なしなので冷却能力に影響する主要パーツは変更なし。そのためR2も安く買えるならお勧めできます。
しかし風量調節が細分化されたり首振り機能が追加されたり風向調節も分割された。マイナーチェンジではあるものの十分嬉しい機能追加ではある。一般的にミニ冷風機の首振り機能は体感的に冷却感がアップするものです。R2とR3の差が3,000円とすると、3,000円の価値はあるのでR3も悪くありません。ただ本体価格として9,000円の価値があるかというと…人それぞれでしょうね。
もともとここひえは有名な国内家電メーカーほどには洗練されていませんが、素人的な真面目さで作っている感じはします。その全ては折れた説明書が物語っている。
次回は実際に使って見たレビューになります。よかったらこちらもご覧ください。
それでは暑い夏を乗り切ろう!