こんにちは!monoです。
全自動コーヒーメーカーを購入する際に気になるのは、味、温度、そして…ミルの音ではないでしょうか?
忙しい早朝でも挽きたてのコーヒーを飲みたいから全自動コーヒーメーカーを買おうと思っていても、例えばマンションに住んでいるなら隣に迷惑にならないだろうか…、とか、家族、例えば赤ちゃんや子供を起こしてしまわないだろうか…、ということも気になるものです。
口コミで「そんなに気にならない」と言っても、音の感覚って人によって全然違いますし、住んでる環境によっても違います。
それで今回は、測定器を使って客観的に評価したいと思います!
騒音測定器?
はい。これです。スマホのアプリには騒音測定器というものがあるのです。
音はdB(デシベル)という単位です。ちなみに27dBと表示されていますが、生活の音でこの程度はひろっています。
そしてこのアプリでもそれぞれの数値がどの程度の音の大きさなのか感覚的にわかるように、次の通り一覧で表示されます。
念のため書いておくと。
dB(デシベル) | 感覚 |
180dB | スペースシャトルの打ち上げ |
130dB | 飛行機のエンジン音 |
120dB | 苦痛を伴う音の強さ |
110dB | 車のクラクション、工事現場 |
100dB | 列車の通過時の周囲の雑音 |
90dB | 騒々しい工場の中、掘削機 |
80dB | 地下鉄の騒音、掃除機 |
70dB | 騒々しいオフィス、電話着信音 |
60dB | 話の音、デパート店内の騒音 |
50dB | 静かなオフィス、換気扇 |
40dB | 静かな住宅街、図書館 |
30dB | ささやく音、深夜の郊外 |
20dB | 木の葉の擦れる音、ささやき |
なので先ほどの27dBという値は概ね正しいということになりますね。
ではこの騒音測定器を使って今回は、2017年11月ごろに登場したシロカコーン式全自動コーヒーメーカーSC-C122と、長年ベストセラーのパナソニック沸騰浄水コーヒーメーカーNC-A56Kのミルの音を比較してみたいと思います!
ちなみにシロカコーン式全自動コーヒーメーカーのSC-C111/121/122のミルは全モデル共通ですので同じ音の大きさですよ。
ではシロカSC-C122から。
シロカSC-C122のミルは製品名の通りコーン式。このコーン式が一番のセールスポイントのため堂々と中心に鎮座していてしっかりしたものです。この中に豆が入って行き、逃げ場のない豆が確実にゴリゴリ挽かれます。
そしてこのシロカSC-C122は自動計量で杯数をダイヤルで指定できるようになっています。つまりコーヒーメーカーに「これから1杯分だけ挽いてくださいね~」と教えることができるんです。
なので、1杯分の豆を挽く決まった時間、つまり7秒程度ミルがギュイーンと音がするのです。
結果は…?
70dB!
アプリには「騒々しいオフィス、電話着信音」と出ました。騒々しいオフィス(笑)って上司が怒鳴っているとか??いまいち想像できませんけど、電話着信音ならわかりますね。確かに「電話が鳴ってるよ!」ぐらいうるさい感じと思っていいです。
騒音のカーブは次の通りです。横の一メモリは5秒ですのので、7秒ほどずっと70dbの音がキープされます。
次にパナソニックNC-A56K。
このパナソニック沸騰浄水コーヒーメーカーNC-A56Kは2万円前後しますが、製品名にある通り水を何度も循環させて沸騰させた後、シャワードームにお湯をぶつけて拡散する仕組みです。
このあたりの制御系が凝っていてコストがかかっているので、ミル自体は1万円程度の全自動コーヒーメーカーと同じ方式のプロペラ式というものです。実際写真で見てもそれほど大したものが付いているわけではありません。このカッターがプロペラのように回って粉を挽いていきます。
では豆を挽いてみますと、ウィーンというまさしくモーターとプロペラが回っているような音がします。コーン式ミルよりも構造が単純なのでそれが音にも表れていて軽い感じです。豆がピンピン飛ばされている音もします。
このコーヒーメーカーのミルは、プロペラが回って豆を挽きはじめますが、一定の大きさの穴が開いているフィルターを通って下に落ちていく仕組みなんです。杯数指定ができないので何杯分かはコーヒーメーカーはわからないので、豆が全部なくなったら終了と判断しています。それでだいたい1杯分で16秒程度ミルが動いています。
さて、1杯分で計測してみると…。
あれ??68dB??シロカとたいしてして変わらない??
…ん?
あっ、最後のほうは51dBになった。ちなみに51dBは「静かなオフィス、換気扇」です。
つまりピークは68dBでシロカとたいしてかわりませんが、そのピークは一瞬で、ほとんどは60dB前後「話の音、デパート店内の騒音」でした。ミル空転の時間は長いです。
騒音のカーブは次の通りです。つまり最初はドカンと68dbぐらいの大きな音になりますが、徐々に静かになっていく感じですね。
プロペラ式なので二杯分とか量によって大きさが異なるのかと思って二杯分でも試してみると。
MAXは68dBなので変わりませんでした。当然ミルの動作している時間は25秒以上かかって長いですね。
まとめ。
ということで…。
シロカコーン式全自動コーヒーメーカーSC-C122のミルの音の大きさは7~8秒程度ずっと「騒々しいオフィス、電話着信音」
パナソニック沸騰浄水コーヒーメーカーNC-A56Kのミルの音の大きさは、最初は一瞬「騒々しいオフィス、電話着信音」で平均して「話の音、デパート店内の騒音」という感じですが、その間20秒弱。
パナソニックのほうが静かですが、ミルの時間は2倍長いです。どちらも一長一短ですね。
それでは良いコーヒータイムを!