こんにちは!monoです!!
siroca コーン式全自動コーヒーメーカーのステンレスバージョンSC-C122。
これ、製品名が「コーン式全自動コーヒーメーカー」なんですよね。
ミルの形式が製品名につけられることはなかなか見られないのですが、それほどこのコーヒーメーカーのセールスポイントとして一番強調したいことは、ミルが「コーン式」ということなんです。
実際、他のコーヒーメーカーを調べてみてください。たいていプロペラ式です。
一番のライバル、パナソニック沸騰浄水コーヒーメーカーNC-A56もプロペラ式です。
プロペラ式は、構造が単純なのでコーヒーメーカーを安く作ることができますし、メンテナンスもシンプルになります。デメリットは均一に挽けないこと、また細挽きが難しいことです。実際、NC-A56では、「粗挽き」と「中細挽き」の二種類で「細挽き」という表現はありません。
それに対して、このsiroca コーン式全自動コーヒーメーカーでは「粗挽き」「中挽き」「細挽き」まで無段階で調節できるとはっきりと公式サイトにも書いています。
細かく挽けるということは、粒の表面積が広くなって、お湯と接触する面積が多くなるので、コーヒーの成分が多く抽出されるようになるわけです。それでコクがしっかり出せます。
それで普段からコクや苦みが好きな方でしたら、このsirocaのコーヒーメーカーは使ってみる価値があると言えます。
では、実際にはどうなのでしょうか?
このsirocaのコーヒーメーカーは、このようなダイヤルで無段階に調節できるようになっています。
今回はわかりやすくするために、ダイヤルの最大と中間と最小、つまり「粗挽き」「中挽き」「細挽き」の3種類で味を比較してみたいと思います!
まず、今回使用した豆は…。
この豆です。このsirocaのコーヒーメーカーを購入したときにおまけでついてきた「siroca SWEET BLEND」です!
モカをベースにブレンドしたあまい香りと程よいコク。sirocaの全自動コーヒーメーカーで抽出したときに最も美味しくなるようブレンドしているとのことです。製造はUCC上島珈琲です。
確かに香りとコクのバランスが取れていておいしいですよ。
さて、豆を入れます。
ざざっーと、豆容器に入れます。ここには100グラム入りますので、コーヒー約8~10杯分の豆が入ります。
まず、粗挽き。
ダイヤルを一番左に目一杯回します。これで粗挽き設定になります。
今回は、挽いた状態の豆を見たいのですが、ミル機能単体で利用できるようなモードはありません。
それで、豆コースの1杯分を指定して中央の丸いスタートボタンを押します。
そうすると、ミルがガガッーと動き出しまて、約7秒ぐらいすると静かになってグラインド(豆の粉砕)が終わります。
このタイミングでもう一度中央の丸いスタートボタンを押して停止すると、抽出は始まりません。ここで豆の粉を取り出してみます。
ということで粗挽きはこちら。
確かにゴツゴツした粗い粒ですね。
次に、中挽きです。
こちら。
確かに粗挽きよりも粒が小さくなっています。
最後に、期待の細挽き。
こんな感じになりました!
しっかり細挽きされていますね!綺麗に粒が揃っていますね~。砂に近い感じでしょうか。
並べて比較してみる!
こんな感じです。左から粗挽き、中挽き、細挽きです。
指で触ってみると…。
まず粗挽き。うん、確かに粒は大きいですね。
次に中挽きです。粗挽きよりもだいぶ細かいですね。
最後に細挽き。細かい粒がそろっています。
で、味や香りはどうだったの?
いや~。これをやっている間、コーヒーの香りがプンプンしてさながら喫茶店のようになってしまいました。さすがに三杯飲んで比較するのは、ちょっと具合が悪くなってきました…。
でもとても驚いたのが、「細挽き」は香りが断然違う!ということだったんです。
「粗挽き」と「中挽き」の香りの違いと、「中挽き」と「細挽き」の香りの違いは、1.5倍~2倍ほど違います。計測はできませんけど(´・ω・`)、目隠ししても誰でもこの3つを当てることができるでしょうね。細挽きはぐっと香りが強くなるんです。実際に試してみるとよくわかりますよ。
粗挽きは豆の外側の香り。細挽きは豆の内側、つまりコーヒーのコク深い香り。
実際に飲んでみても明らかです。粗挽きはかなり味が薄くなります。最初に粗挽きのコーヒーを飲むと、ああこれもいいかな??って思うのですが、細挽きを飲んでから粗挽きを飲むと、相当薄く感じます。
同じ豆を使っても、挽き方でこんなに違うんだな~って、感動でした。
これがコーン式ミルならではの細挽きだとすると、これだけでも価値があると思いました。が、パナソニックのNC-A56ってどんな感じなのでしょうね。比較したいところです。
それはともかく細挽きのコク深いコーヒーが好きな私みたいな場合、どれだけ細挽きができるか、ということが重要なポイントなんだということがわかりました。
それではまたっ!