monoです!
さてさて。前回は暑さ対策として、ここひえ、いやCOCOHIE R6を買ったわけです。詳しくはこちらをご覧ください
ここひえはR6ですのでもう6代目です。R4から風量も劇的にアップし、人気で定番のミニ冷風機ですけど、当然欠点もあります。
具体的な欠点は今度取り上げたいと思いますが、まずここひえだけの欠点ではありませんが、冷風機は湿度が上がるということなんです。
もちろんそれは十分分かった上でここひえを購入してきたのですが、ある日クローゼットを整理していたところ、クローゼットにしまっていた座布団にカビが生えていたんですよ。もちろん写真は掲載できるものではありません。これはここひえだけのせいではなく、夏は湿度が上がるわけで….。でも現実的に不快な気持ちになってしまった以上、ここひえというか冷風機以外に何かないかと真剣に考えるようになったのです。
エアコンを導入するのがベストだが…。
エアコンではなく、ここひえを買う人はそれなりに事情があります。エアコンは価格が高いので難しい、大掛かりな工事をしたくない、持ち運びができない、寒すぎるて体に悪いなどなど…。
そこでエアコン以外で何かないか、ということを毎年考えてきたわけです。ネッククーラーも試しましたがイマイチ。
そこで今年、新たに開拓しようとしたのが、こちら。
シャープ 冷風 衣類乾燥 除湿機 CM-S100/CM-R100/CM-P100 プラズマクラスター 7000
なぜこのシャープ 冷風 衣類乾燥 除湿機 CM-S100/CM-R100/CM-P100 プラズマクラスター 7000がいいのか。
購入前に少し調べました。
CM-S100/CM-R100/CM-P100の違いは??
まずCM-S100/CM-R100/CM-P100の3つの型番がありますが、この違いは単に製造年の違いのようです。CM-S100が2024年3月、CM-R100が2023年3月、CM-P100が2022年3月発売です。仕様は変わっていないようですね。2022年から仕様がまったくブレないのは流石シャープ。プラズマクラスター技術を始め空気を扱う家電には自信がみなぎっている製品です。
明確に型番が変わることで、購入する側もメリットがあります。CM-P100は古い機種というイメージが出来上がるので、仕様が同じなのに安く買えるんですよね。そこで私はCM-P100を24,800円で購入しました。2024年4月時点でCM-S100は59,800円でした。つまり半額以下で変えるんです!
2024年のここひえR6は値上げりして1万円弱です。ここひえR6を二台買うぐらいだったら、このシャープ 冷風 衣類乾燥 除湿機CMP-100を買った方がいいのではないかと思ったのです。本格的な除湿機が24,800円って結構お手頃価格じゃないですか?
そして冷風機ではなく除湿器!
ここひえはR6の説明では「省エネ小型クーラー」と銘打っています。ウソではありませんが、純然たる冷風機。滝のそばにいると涼しくなるように、湿った空気で涼しくする仕組みです。
一方で今回のCM-S100/CM-R100/CM-P100は除湿器です。使えば使うほど除湿します。そしてこの除湿機はコンプレッサー方式。コンプレッサー方式とは、室内の湿った空気を冷却器で冷やし、結露させることで除湿します。夏に向いています。
さらに面白いことに、シャープ製品の除湿器でも明確に「冷風」機能が備わっているのはCM-S100/CM-R100/CM-P100だけ(のはず)なんです!
なんと室温差-10°の冷風が可能とのことで、ここひえと同じなのです!
これだと思いました。
購入前に注意したいこと
シャープ公式サイトのこの商品の説明には以下のように記載されています。小さな文字で…😅
エアコンと違い背面から温風が出るため、部屋全体を冷房することはできません。
閉め切った場所で使われた場合は、室温が上がります。
まあ、エアコンだって室外機が必要なので、期待し過ぎないようにということです。この温風の扱いを考えておかなければ後悔することになります。私は窓の近くに置いて温風が窓から外に出るように配置すれば十分使えると考えました。
前置きはこれぐらいにして、開封レビューです!
外箱からわかること
外箱に記載があるように、まずプラズマクラスター7000。プラズマクラスターは菌やウイルスに対し、表面の細胞膜のタンパク質を切断して分解・除去します。イヤなニオイ成分 を分解・除去し、気にならないレベルまで消臭。付着ニオイ原因菌の作用も抑制するという、素晴らしい機能。この7,000というのはイオン濃度が7,000個/㎤という意味で、他のシャープ製品では25,000/㎤や、50,000/㎤もあるので、プラズマクラスター7000は標準的な機能です。
そして私が購入の決定打となった「室温約-10°の冷風機能」です。そして除湿もいいですよね。ちなみに60Hzのほうが除湿能力は高いようですね。
本体外観
非常にクリーンな外観ですね。無駄なラインは一切省かれています。
中央には誇らしげにプラズマクラスターのロゴがあります。
付属品は?
説明書だけです。久しぶりに説明書だけの家電を見ました。よくパーツが付属しているのってありますが、保管が面倒なんですよね。これはいいですね。シンプルでわかりやすい。
ルーバー(前面吹き出し口)
少し変わった形状のルーバーから風が出てきます。思ったより大口で、風がたっぷり出てくるような形状ですね。衣服に風を当てて衣服を乾燥させる役割もありますのでそのような構造となっていると思いますが、私のように冷風が欲しい人にとっても嬉しいところです。このルーバーは自動で上下にスイングます。左右には動作しません。またルーバーの開く幅を手動で狭く絞ることもできます。狭くすると風の当たる範囲は狭くなりますが風は強くなります。ルーバー自体は自動で上下するので手動で動かそうとすると故障の原因になるのでご注意。あくまでも手動できるのはルーバーの開く幅だけです。
操作パネル
まず基本的なことですが、操作ボタンが上面についているのがいいですね。押しやすい。左からタイマー機能(2,4,6時間)、ルーバーの上下スイング機能(広角、上向き、チャイルドロック)があります。ルーバーの「広角」モードは正面から直角上向きまで約90°で向きが変わります。「上向」は上方だけに風が向きます。洗濯して干している衣類は上にかけてありますので上向きは洗濯乾燥させるのに便利なモードですね。「衣類入」ボタンは記載されている通りです。消臭モードは嬉しいですね。スーツなどは洗えませんので使えそうですよね。
「冷風入/除湿入」ボタンは風量の強弱と自動モードです。風量「強」がかなり風が強くて、この強さで冷風が出るならかなり嬉しいと思います。右のスライドスイッチが冷風モードとなります。冷風モードは熱と混ぜずに冷風を前面吹き出し口に出すというモードなのだと思います。熱は背面吹き出し口から分離して出すだけので、先ほどの通り、部屋の温度が下がるわけではありません。
本体左側
上部に取っ手と、吸込口があります。
取っ手は左右両側にあり、両手で持ち上げることができるようになっています。本体が12.5kgあり、結構重いです。なので両手で持ってやっと運べる感じですね。
吸込口はこのように簡単にパネルは外せます。そして外せるのはこのパネルのみです。少し安心しました。例えば空気清浄機では、HEPAフィルターだとかいろんなフィルターが何重にも重なっていてメンテナンスが大変なんですよね。その点、これは空気清浄機ではなく除湿・乾燥が目的なのでフィルターはごくシンプルであり、メンテナンスも二週間に1回このパネルを掃除機でホコリを吸い取って、付け置き洗いするだけです。
本体右側
本体右側にも取っ手と吸込口があります。そして左側には無かった排水タンクがあります。
排水タンクは底面に手を入れてグイッと引っ張るだけで取り出せます。
そして排水タンクにも取っ手が付いているのは至れり尽くせりです。このあたりは日本の家電メーカーらしい(SHARPはもう純粋な日本資本の企業ではありませんが)丁寧な作りこみと感じます。
上フタを開けて水を捨てることができるのですが、少し形状が複雑なのでフタが開けにくいと思いました。もう少しシンプルな形状にできなかったのでしょうか。
本体背面
上部に背面吹出口があります。冷風を使う場合はここから温かい風が出ますので、この風を外に出すように工夫する必要があります。また背面中央下にある白いゴム栓は排水ホース差込口です。排水ホースを使えば連続排水ができるようになり、タンクを使って定期的に捨てる必要はなくなります。
ちなみに購入したのはCM-P100-Wなので2022年発売のはずですが、背面ラベルを見ると「2023年製」となっていました。少しお得な気持になりました。1年前の製品なら何も問題ないですよね。
本体底面
本体底面にはキャスターが付いていますので持ち上げなくても移動させることができるようになっています。さすがに12.5kgは重いのでできるだけ転がして移動させたいですね。注意点としてはキャスターの角度は変わらない構造なので、自由自在に動かせるわけではありません。左右にだけ動かすことができ、前後方向には持ち上げなければ床に傷をつけることになります。できればキャスターは自由に動かせる構造にして欲しかったですね。
さて、スイッチON!
使った感想としてはまず風量が十分と思いました。ここひえと比較するものではないとは思いますが、風量がたっぷりあります。はやり洗濯乾燥が目的なので風量的にはかなりあります。弱にすると風が苦手な人でも使える風量だと思います。
このブログを書いているのが春なので、冷風がどれほど涼しくなるのか試していません。一番大事なところだったのですが、暑くなれば記事を書きますのでお楽しみに。
私はそもそも真夏に涼しくしたかったのでこの除湿機を購入し、想像以上に風量があるので期待が高まりましたが、それだけではなく、プラズマクラスターによる消臭機能や除湿や衣服の乾燥にも使えるのは一石四鳥な家電と言えます。これが24,800円は結構お得な感じがしました。
欠点はまず重いこと。12.5kgは重いです。ただ健康な男性であれば腰を傷めるほど重いものでもありませんので極端に心配する必要はありませんが、10kgのお米よりも重いのでそこそこ重いことは想像できると思います。そして重いのにキャスターが左右にしか動かないというのも欠点。さらにはデカいので購入前にサイズを実際に図って配置を考えておくことをおススメします。ここひえとは比較にならないぐらいデカいです。
ただ、この欠点はそれだけ機能が詰まっている証拠。プラズマ搭載で本格的な風量を持つ除湿機であり、冷風も出ることを考えると十分期待に応えてくれるのではないかと今から夏を楽しみにしています。
それでは暑い夏を楽しもう!