暑い夏到来!
さてエアコンをポチッとつけてコーヒーを愉しむか…いやいやせっかくなので扇風機で夏を楽しみつつホットコーヒーでしょう!
…なんて格好いいこと言いたかったのですが、実は窓枠に取り付けるクーラーを買おうかと思ったんです。でも出窓だったため取り付けられないことがわかり、扇風機を買いました。もともと予算がエアコンだったので、ちょっと高めの扇風機でもいいかなと思ったんです。エアコンが無理なら、風の質を良くすることで少しでも快適になればいい。
最近の扇風機は凄いらしい。いわゆる白物家電っぽい扇風機ではなく、少しだけ高いけど生活を豊かにする扇風機がいくつかあります。
例えば風に拘った扇風機としてはこちら。
カモメファン!
カモメファンの特徴は、良質な風とシンプルなデザイン。家電としての性能が高いので生活をワンランクアップしつつインテリアとしても楽しめる。このブログのコンセプトにもピッタリ。
ということで、いよいよ到着したのでまずは開封レビューしたいと思います。このカモメファンはモデルが多数あります。こちらはリビングファンFKLU-302Dですのでお間違え無く。
外箱
ドカンとこんな感じで大きい。まあ扇風機なので。ダンボール箱にはHello!とかNew familyとかメッセージ色が強い。これまでの扇風機ってスペックを全力でアピールしますけど、そのような家電とはちょっと違う雰囲気ですよね。ちょっと力を抜いて家族の一員として扱って欲しいという気持ちが伝わってきます。そのような観点で開発した扇風機はやはり一味違うのでしょう。なので技術にこだわりがあるけどそれは表に出さない。
箱を開けると…。やややっ!Kamomefanと書かれた黄色い蝶ネクタイが。遊び心を忘れていません。
なかなか発想が面白くて、そうか…外箱に赤い蝶ネクタイが描かれていたのはそういうことだったのか。家族の一員と考えていることを具現化しているのは素晴らしい。なかなか商品化するときにコストカットの対象になりそうなのでできませんよね。赤と黄色の違いあるので、箱によっていろいろカラーがあるのかな?
そして黄色い蝶ネクタイの裏側はこんなことが書かれています。「New Familyに迎え入れてくれてくれて、ありがとうございます。これからよろしくお願いします」ということなんですね~。
さらに開けると説明書があります。
下にある発砲スチロールを取り除くと、いよいよ本体です!
入っているのはこれだけです。扇風機本体、台座、中間ポール、電源アダプター、リモコン、説明書、蝶ネクタイ(笑)です。
付属品を見てみる
小さな白い箱は電源アダプターです。ボディー同色になっていますのでこのあたりも手抜きはありません。ここだけブラックだったらガッカリですよね。
リモコンはこんな感じで円形です。楕円ではく、純粋な円形なのがシンプルでいいですね。各種ボタンには日本語での説明はなくアイコンだけです。このあたりもシンプル家電の基本をよくわかっていますね。電池も付属しています。
裏側はこんな感じでボタン電池を入れるようになっています。
本体
さていよいよ本体です。まずは本体ベース部分。これはいい!シンプル&カッコイイ。色合いもアイボリー調で仕上げています。
そして中央にある丸いシルバーのパーツはオーディオのボリュームみたいで無段階に風量調節できます。この扇風機は風にこだわりがあるということがパーツで伝わってきますよね。このあたりのデザインが上手だな~。
とても悩むのが、この本体ベース部分の表面のパネルが透明感があってとてもキレイなんですよね。それで「表面の保護フィルムをはがしてご使用ください」とあるのですが、うーん、剥がしたくないです、気持ち的に。最近、スマホなんかはガラス部分に保護フィルムが最初から貼ってあるんですけど、これもそのようにして欲しかったですね。家族の一員として考えているならそういう発想も欲しかったかな。大切にしたくなる扇風機なんだもん。
この本体ベース部分。結構重いです。でも高級な扇風機ほど重くてしっかりしているようです。確かに扇風機って簡単に倒れると困りますよね。裏面を見ると…よいしょっ、ゴムがついているだけです。
ここに電源アダプターを差し込むようになっています。
台座部分は中間ポールを差し込むことができるようになっています。このポール部分がカチッカチッと左右に10°ずつ6段階で回すことができるので、扇風機の向きを左右に60°動かすことができます。
中間ポールをこうやって差し込みます。
こんな感じになります。
そして本体ファンを差し込みます。
できたっ!ということでお気づきの通り、高さの調節は中間ポールがあるかないかの二段階だけです。
横から見るとこんな感じ。アイボリー&シルバーは高級感がありますね。
移動させるときはこの取手を持ちます。このFKLU-302Dはカモメファンの中で一番重い4kgなので太目でしっかりした取手になっています。安心感がありますね。
謎のフェルト??
ところでこんなフェルトが付属していたんですが何だろう??
これはなんと説明書を見るとアロマオイルが入るんだって!
ということで中央部分のセンターバッジを左に回して外すと…。
こんな感じになってまして。
ここのフェルト部分にアロマオイルを2~3滴染み込ませることでお好みの香りの風を楽しめるという…素晴らしい!
フェルトは4枚入っているので4種類の香りが楽しめます。ちなみに交換用フェルトは900円しますけど、この程度だったら自作できますよね。
羽を見てみる
さて。自慢の羽を見てみましょう。
カバーを外すとこの通り。カモメが大きく翼を広げたような独特の形状で7枚もある。これはスゴイ。実は世界トップクラスのシェアを誇る船舶用プロペラメーカー「ナカシマプロペラ」による開発とのことでスゴイわ、これ。カモメの羽の形状を真似ることによって効率的に大量の風を送り込むことが出来ます。これまでの扇風機って清涼感を出すために透明などのスケルトンカラーの羽だったと思いますが、それは見かけだけです。このカモメファンは扇風機の羽を最重要パーツとしてとらえ、かなりプロフェッショナルな形状であることが伝わってきます。
触ると柔らかいので包み込むような風になるという。ちなみにこのモデルFKLU-302Dは柔らか羽ですが、柔らかくない羽を搭載したモデルもあるのでご注意くださいね。このFKLU-302Dは羽根径が30cmというカモメファンの中で最大ということもあり、カモメファンの風を存分に楽しめるモデルとなっています。
高さ調節
高さ調節は、伸縮性のポールではななく、中間ポールを外すかつけるかの二パターンだけです。外すとこんなに低くなる。
上は70°まで曲がるので高さを低くしても結構いろんな用途で使えそう。
ちなみに下向きはそんなに得意ではなく、10°までしか曲がりません。まあでも扇風機ってそんなものかな。
真横から70°はこんな感じ。
中間ポールを付けるか外すかだけしか高さは調節できないけど、そのおかげでこのように外すと3つのパーツに分かれてコンパクトになって収納しやすいというメリットがあります。扇風機って収納している期間のほうが長いし、押し入れに無駄にスペースを使うのが扇風機なので収納性も考えたいポイントですよ。
さてスイッチON!
リモコンあるいは本体のスイッチでつけてみます。操作系のランプが白で統一されていてシンプル&カッコイイ。
この無段階の風量調節が素晴らしい。「中」だと物足りない、でも「強」だとうるさいって思ったことありません?その中間ができるんです。風にとにかくこだわってる。風量はメーター表示なので一目瞭然!デジタルではなくアナログな感じがいいよね。
確かに風の質は、なんというか静かなのに密度が高くて風量が多い感じがします。また使用感は機会あればレビューしたいと思います。
最後に
扇風機って定番家電だけど、長年ほとんど進化してこなかった。とても生活臭を感じる家電だったと思います。
そこにカモメファン。Familyというテーマで優しさや暖かみのあるコンセプトだけど、それを実現するためにかなり真面目でテクニカルな設計。これにはマイリマシタ。
技術の進歩は凄いと思いましたね。そしてまだまだ扇風機の可能性ってあるのではないかと思わせる扇風機でした。一味違う扇風機…いや扇風機だから一風変わっていると言った方がいいか。
New Familyとして迎え入れたいと思います。あ、そうそう。その証として蝶ネクタイをつけておかないと…ね。
さぁ。ホットコーヒーを飲んでアツイ夏を楽しもう!!